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枯れた薔薇_カバー1

狩人さんは駄犬系!?

小桜けい / 著
氷堂れん / イラスト
ISBNコード 978-4-86669-133-6
本体価格 本体1,200円+税
発売日 2018/07/27
フェアリーキスピンク

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内容紹介

もう、待てはなしだからな!
駄犬のしつけは、妻のお仕事!? 初々しい新婚夫婦が愛を育む、もふもふな人狼×少女のファンタジック・ラブコメディ!
新婚ほやほやの新妻シェリナは、毎晩絶倫すぎる夫についに「いやらしい事ばかりするランドルフさんは嫌いです!」と告げ、ほどほどを約束させる。愛情表現が過剰すぎる夫のランドルフは、並外れた精力と身体能力を持ち、興奮すると狼耳とフサフサ尻尾が出てしまう人狼なのだ。番の女性を怒らせ駄犬の烙印を押されてへこむランドルフ。しかし彼は人狼ゆえの複雑な生い立ちや本当の職業など、嫌われたくない一心で妻には言えない秘密を抱えていて!?
「なんでそんな、可愛いことばっかり言うんだ! やっぱり、今すぐ抱きた……」
「駄目です!」

立ち読み

「私が悩んでいたことは解決しましたけど……もしランドルフさんが良ければ、せっかくお休みを頂いたのですから、たまには……あの……長くくっついていたいと言うか……明日、少し起きられなくなっても……」
 羞恥に頭が混乱してきて、わけのわからないことを呟いてしまう。
 そわそわと視線を彷徨わせると、ランドルフに顎を摑まれ、彼の方に顔を向けさせられた。
 レスターの乱暴な摑み方とは全然違う。彼の大きな手はとても優しく慎重で、シェリナをしっかり捉えて、痛みなんか欠片も与えない。
「それ、思い切り抱いても良いって、誘ってるようにしか聞こえないけど」
 ものすごく期待の篭る目で見つめられ、シェリナはゴクリと息をのんだ。
「そ、そういう風に聞こえます? でしたら、そう思ってくれても良いですが……」
 ドキドキし過ぎている心臓が本気で壊れてしまいそうだ。
 狼狽えて身を離そうとしたが、力強い両腕でがっちりと抱き締められる。
「俺がどれだけシェリナに飢えてるか、わかってる? 愛してるから大切にしたくて、いつも笑っていて欲しいと思うのに……泣き顔も可愛くてたまらなくて、歯止めが利かなくなるんだ。それでも良いと誘ってくれる?」
 吐息とともに耳元へ吹きつけられる熱っぽい声に、キュウと下腹部の奥が疼いた。
 抱き締められているだけなのにシェリナの身体も熱を持ちはじめ、ランドルフが欲しいと訴える。
 観念して目を瞑り、素直な気持ちを小さな声で囁き返した。
「私だって、ランドルフさんを愛してるから、たまには思い切り抱いて欲しいんです」
 言い終えるなり、ふわりと抱きかかえられて足が宙に浮く。
 驚いて目を開けば、あっという間にソファへ組み敷かれていた。
「え!? 待……っ、寝室に……」
「待てないよ。さっきこれで身体も綺麗にしたばかりで良かった」
 ランドルフが魔道具の白いネックレスを摘んでみせた。その口元には、飢えた狼が久しぶりに獲物を手中にしたような、獰猛な笑みを浮かべている。
 彼の髪から黒い尖った狼の耳が飛び出て、腰の後ろでふさふさの尾が歓喜を表わして揺れているのが見えた。
「明後日まで時間はたくさんあるんだから、ここでも、寝台でも浴室でも、いっぱいしよう」
 耳朶をねっとりと舐めながら、さらりととんでもないことを囁かれた。
「あ、明後日までって……やっぱり、ちょっとは手加減を……っ! んんっ!」
 顔を引き攣らせたシェリナが抗議するより早く、唇を塞がれた。
 夢現に感じていた淡いものとは比べものにならない。はっきりと感じる温かな体温と唇の感触に、ゾクゾクと肌が粟立つ。
 閉じた唇を舌先でつつかれると、慣れたシェリナの唇は自然と解けた。忍び込んできたランドルフの舌が、口腔を深く蹂躙しはじめる。
 上顎や歯列の裏まで丁寧になぞられ、舌を絡ませ合い、甘嚙みされ、酸欠と湧き上がる快楽に目が潤む。
「っ……ん……」
 角度を変えた唇の隙間から、唾液とともに小さく声が零れた。
 無意識にシェリナも彼の首に腕を絡め、引き寄せて積極的に口づけに応える。
 自分からもぎこちなく舌を動かし、柔らかな粘膜を擦り合わせると、何とも言えない幸福感に満たされた。
 最愛の相手に求められ、こちらも求めて触れ合う愉悦に、脳髄が甘く痺れる。
 ひとしきり深い口づけを交わしてから、ランドルフはシェリナを抱き起こしてソファに座らせた。
 激しい口づけにシェリナの頭はぼうっとし、早くも脱力しかけていた。
 荒い息を吐いて背もたれに寄りかかっていると、ランドルフがブラウスのボタンを外していく。
 ボタンを外しただけでブラウスは完全に脱がされず、前をはだけられたまま、ランドルフの動きが急に止まった。
「……?」
 何だろうと思ったら、彼の視線が、下着に包まれたシェリナの胸元にじっと注がれている。
「あの……何か、変ですか?」
 恐々と尋ねた。身体を見られるなんて今さらだけど、普段着で抱かれるのは数ヵ月ぶりの上に、こう熱心に下着を見つめられると恥ずかしい。
 身体を捩って隠そうとしたが、ランドルフに軽く片手で肩を押さえられると、びくとも動けなくなる。
「胸当ては久々に見たけど、これじゃ苦しくないか? シェリナの胸、絶対に前より大きくなったのに、服を着るとあんまり目立たないから妙だと思ってたんだ」
 彼がもう片手の指で、胸当ての上部から窮屈に盛り上がっているシェリナの乳房をプニンと突く。
「~っ」
 一気に顔へ血が集まり、シェリナは茹でたように顔を赤くして、口元を戦慄かせた。
 初夜からあれだけ熱心に揉まれ続けたせいか、シェリナの胸はランドルフに抱かれる前よりも格段に豊かになっていた。
「一応、新しいのも買ったんですが、なんだか変な感じがして、恥ずかしくて……」
 真っ赤になった顔を背けて、シェリナは渋々白状した。
 元々が細身でめりはりに乏しい体形だったのに、お店で新しい胸当てをつけてみたら、無縁だった谷間までしっかりできていた。
 シェリナも一応は年頃の女の子だからこうした体形に憧れはあり、ちょっとばかり試着室で気分が良くなったりした。
 でも帰り道に、敷石の上に映る自分の影を見たら、明らかに胸の部分のシルエットが前と違う。
 華やかな美人なら体形も素晴らしいとなるのだろうが、地味な自分では胸ばかり強調しても変に婀娜っぽく振る舞っているように思え、急に恥ずかしくなってきた。
 それで、苦しいのを我慢して以前の胸当てを無理やり使っているのだ。
 消え入りそうな声でそれらを打ち明けると、さりげなくずっと胸をプニプニ突いていたランドルフが、ニイッと笑う。
「全然変なんかじゃないよ。シェリナが苦しいなら外さなきゃ」
 彼が胸当てを摑んで左右に開くと、かなり負荷を強いられていたホックが外れるどころか、千切れて飛んだ。
「あっ」
 酷い、とシェリナが声をあげる間もなく、プルンと飛び出た胸の片方をランドルフが口に含む。
 口づけの興奮で既に尖っていた先端を、ちゅっと吸い上げられ、チリリとした疼痛が湧く。もう片方も、手に余る大きさのそれを掬い上げるように揉まれる。
「柔らかくて気持ちいいし、すごく感じやすい胸だから、いっぱい触りたくなる。無理に隠さなくなったら余計に男の目を引きそうですごくシャクに触るけど……俺以外に触らせたりしちゃ絶対に駄目だからね」
 先端を口に含まれたまま喋られると、微妙な振動がたまらない刺激となる。
「そんなこと、あるわけ……っ、あっ……ぁ」
 執拗に、左右の胸を口と手で愛撫されて甘い愉悦が全身に広がる。赤く膨らんだ乳首を舌で舐られ、シェリナは背を浮かして喘いだ。
 ここ最近、夜毎密かに悪戯され続けていた身体は、すっかり焦れていつも以上に感じやすくなっていた。
 足の付け根がじんと熱く痺れ、子宮を疼かせるもどかしい熱にシェリナは眉根を寄せる。
 思わず閉じた太腿を擦り合わせると、ランドルフに気づかれてしまった。
 膝裏に手をかけられ、スリッパの脱げた両足をソファの座面に大きく広げて乗せられる。
「やっ」
 空色をした薄手のスカートが、あっさり太腿の付け根まで滑り落ちる。対面に座っているランドルフへ下着が丸見えになる姿勢に、赤面してシェリナは悲鳴をあげた。
 だが、ランドルフが素早く身体を潜り込ませ、足を閉じるのを防ぐ。
「さっきからこっちも、すごく良い匂いがしてくる」
 彼が楽しそうに言い、内腿をゆっくりと奥へ向けて撫でる。
「ぁんっ」
 口づけをされた時からもう、蜜が溢れ出していたのだ。彼に見られている足の奥が、どんな状態になっているか大体想像がつき、顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
「本当に、起きている時のシェリナは感じやすいな。こんなに濡らしてたんだ」
 ベットリと愛液に濡れて秘所に張りついた下着を、ランドルフが指でつうっとなぞった。
「あ、ああっ……ぁ」
 ゾクゾクと背筋を駆け抜ける愉悦に、シェリナは耐え切れずに腰を揺らして喘いだ。濡れて張りついた布越しに、割れ目に沿って何度も指を上下される。
「こっちは流石に起こしちゃうだろうから、ずっと触れなかったけど……」
 下着の中で硬く膨らんだ花芯をグリグリと指で刺激され、シェリナは彼の肩に縋って涙声で訴えた。
「ち、違……起きてる時、だけじゃ……」
「違うって?」
「い、いやらしい夢を見ていただけだと、思っていたんです……ランドルフさんに触れて欲しいから、私の願望だと……でも、起きたらいつも身体が熱くなっていて……」
 思い切って白状すると、ランドルフが息をのんだ。
 彼が顔を寄せ、シェリナの唇を軽く吸い、呟く。
「本当にごめん……自分でも嫌になるくらい勝手だけど、最高に嬉しくて興奮する」
 ランドルフが下着の布を横にずらし、濡れそぼった花弁を直接搔き分ける。指を一本埋め込まれ、グチュリと粘着質な水音が立った。
「シェリナの中、すごく熱くなって俺の指を締めつけてくる。待ちわびてくれてたみたいだ」
「あっ! ああっ!」
 グチュグチュと淫靡な音を立てて狭い中を指で搔き回され、鮮烈な刺激にシェリナは腰をくねらせる。
 日に当たらぬ白く柔らかな内腿を、何ヵ所も痕が残るくらい強く吸い上げられ、そのたびに足を震わせた。
「俺も、早く挿れたくてたまらないけど、久しぶりだからもう少し慣らさないと」
 内腿に幾つも赤い花を散らしてから、ランドルフが秘所に顔を寄せる。
「っ、ああ!!」
 秘所へ埋め込んだ指はそのまま、充血した花芯をぬるりと舐められて、全身が粟立った。生温かい舌で敏感な粒を突かれ、唇で挟んで刺激されると、あまりの愉悦に目の前がチカチカする。
 秘所で指を動かされるたびに溢れる愛液の量が増し、体内の快楽が高まっていく。この先にある、頭が真っ白になるくらいの快楽を得たくて身悶えた。
 大きく開かされた太腿がブルブルと震えて、足の指が反り返る。
「シェリナ、イきたくなってきた? 気持ちよくなりたい?」
 抜き差しする指を早くしながら、彼が掠れた声で囁く。
 情欲の篭った琥珀色の双眸が、シェリナの心臓を甘く震わせた。
 彼の望むまま、めちゃくちゃに抱き潰されたいような誘惑に駆られる。
「んっ、ぁ……ぁ……お願…………い…………」
 コクコクと頷くと、花芯を強く吸い上げられた。同時に、体内の感じる場所を指で強く刺激され、シェリナの中で快楽が爆ぜる。
 あられもない嬌声をあげ、ソファにのけ反ってビクビクと大きく身を震わせた。
 ランドルフがゴクリと喉を鳴らし、息を荒らげるシェリナから指を引き抜く。
 彼はソファに座ると、下衣の前を寛げてシェリナを膝の上へ対面になるよう乗せた。下着のクロッチ部分を横にずらしたまま、そそり立った雄の上に腰を導く。
「シェリナが自分で挿れてくれる?」
「っ!? そんな……む、無理、です」
 そんなことを言われるのは初めてで、快楽の余韻にぼうっとしていたシェリナは目を見開き、たじろいだ。
「お願いだ。俺も、気持ちよくして」
 それでも熱く掠れた声で懇願されると、クラリと幸せに脳髄が痺れて躊躇いが薄まる。
 ランドルフに支えられながら、ゆっくりと腰を下ろしていくと、熱い先端がぬかるんだ入り口に触れる。
 久しぶりに感じるそれは、触れただけで火傷しそうなほど熱くなっていた。自分で挿入するという緊張のせいか、これほどだったろうかと驚くほど大きく太いように感じる。
「シェリナ」
 頰に口づけして促される。コクリと唾液をのみ下して覚悟を決めた。
 シェリナは目を瞑って、恐々と腰を沈めていく。
「は、ん、はぁ……ぁ、ぁ……」
 丸みを帯びた先端が、愛液の助けを借りて徐々にめり込んでくる。圧迫感と快楽が入り交じり、全身の毛穴から汗が噴き出た。
 それでも彼と繫がりたくて、苦悶に眉根を寄せて、ランドルフの肩に縋りついて自ら雄を受け入れ続ける。
 やがて、完全に腰を落とし終わった頃には、シェリナは息も絶え絶えになっていた。
 自重がかかっているせいか、久しぶりのせいか、いつもより太い雄はギチギチと隘路を押し広げ、奥深くまで突き刺さっている。
「あっ……ああ……」
 身動きできずに泣き声をあげると、間近にあるランドルフの顔が恍惚めいた目でシェリナを見つめていた。
「すごく気持ち良過ぎる。これで冷静にとか理性を保つとか、もう無理だ」
 言うなり彼は、シェリナの腰を摑んで下から強く突き上げる。
「ひゃっ! あっ! あ、あああ!」
 奥をズンと突かれ、それだけで軽く達してしまった。
 袖を通したままはだけたブラウスの合間で、琥珀のペンダントと白い乳房が揺れ弾む。赤く熟れた胸の先端を強く吸われると、きゅんと中が締まって肉茎に絡んだ。
「っは……食いちぎられそう」
 ランドルフが息を乱して笑い、シェリナの体内で彼がヒクリと脈打った。
 彼が、自分の身体で感じているのだと思うと、シェリナの中に震える程の歓喜が湧き上がる。苦しいけれど、満たされている。
「ぁ……ランドルフさん……もっと……」
 手を伸ばしてランドルフの首に縋りついた。彼の動きに合わせ、ぎこちなく腰を揺らめかせる。
 ずくずくと抜き差しを繰り返すうちに、彼の方が思うように動けぬ体勢に焦れてきたらしい。
 シェリナの背に手を添えて抱え上げ、ソファの座面に組み敷く。
「あ、くぅっ!」
 深く繫がったままの雄に体内をグリリと強く擦られた。反らした喉へ、甘く嚙みつかれる。
「シェリナ、シェリナ、愛してる」
 譫言のようにランドルフが呟き、激しい律動が開始された。
 容赦なく最奥を穿たれ、半開きになったシェリナの唇から、ひっきりなしに喘ぎが漏れる。
 肌を打ちつける音が響き、太い先端で感じる場所をゴリゴリと擦られて、溜まっていた快楽がはじけた。
「あっ、あっ、あっ」
 何度も短く喘ぎ、痙攣する膣壁で雄を締めつける。
 蕩けた視界の中で、額に汗を滲ませたランドルフの顔が近づき、唇が合わさる。
 舌を差し込まれ、口内を貪られながら律動が再開された。
「ん、っん、ふ……」
 頭の中が焼ききれそうな快楽に目が眩み、繫がっていることの他は、何も考えられなくなっていく。
 やがてシェリナの中でランドルフが大きく脈打ち、腹の奥に熱い飛沫が飛んだ。人間の男ならば、これで一段落という所だ。
 でも、今のランドルフは狼の耳と尾を出し、落ち着くどころか、琥珀色の目にいっそう情欲を滾らせている。
「ひっ……あぁ、あ……」
 まだ吐精をはじめたばかりの人狼の性器が、付け根を大きく膨らませて狭い蜜道を押しひろげる。
 鮮烈過ぎる快楽に、生理的な涙がポロポロと零れた。
 雄を食い込まされたまま、揺さぶられ、熱い精を断続的に注がれる。花芯や乳房も散々に弄られ、数えきれないほど絶頂を味わわされる。
 ランドルフは長い時間をかけて精を注ぎ終わると、シェリナを抱き上げて寝室まで連れて行った。
 それから宣言通りに寝台でも散々に睦み合った。
 全身が過敏になり過ぎるのも通り越し、辛いのか感じているのかもしまいにはわからない。
 何度目かに彼が達した時には朝日が昇っていたような気がする。
 それから浴室に連れて行かれ、洗うという名目で、石鹸をつけた手で身体中をまさぐられた。
 散々に注がれた精を搔き出されるも、お湯に浸かりながらまた繫がってたっぷりと注がれてしまう。
 湯気の篭る浴室の熱気と情事の熱で、頭がぼうっとして視界が揺らぐ。
 その辺りで完全にシェリナの体力も気力も完全に底をつき、ランドルフの腕の中でくたりと意識を失った。

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