きみと見た ほうき星を探して
三月えみ
高校最後の文化祭で仲良くなった同級生の河合と大原。たったひとり、廃部の決まった天文部で頑張る河合は、好きなことにまっすぐで眩しくて、大原にとって特別な存在になった。
それから2年ーー
多忙な大学生の河合と、進学を諦め社会人になった大原は同じアパートに住みながらもすれ違いの生活を送っていた。そんなある日、久しぶりに会った大原は、河合への気持ちを諦めたと告げ…
“息がかかるほど近くにいるのに、絶望的に届かない”
もどかしく切ない恋が、もう一度走りだす。