
人見知りの王女・リュシアは仮面舞踏会の夜、金髪の美青年に迫られ、初めての蕩けるようなキスを味わう。余韻に浸る翌日、隣国の王子・エドアルドから招待状が届き!? 慣れないエスコートに身を震わせながらも、エドアルドの指先に胸が高鳴る??もっと触れてほしい。たとえそれが淫らな熱を伴っていても。なぜこんなに優しくしてくれるのだろう。初めて出逢ったはずなのに……彼といることに躊躇うリュシア。帰国を告げたその夜、初心な身体は、傷付いたエドアルドに掻き抱かれて……!

後ろ盾のない真白は従兄である皇子・須王に求婚されながらも、身分の違いから頷けずにいる。そんな中、真白は「斎姫」に選任された。須王と結ばれることは叶わないのだからと、神に仕える命令を受け入れる真白。しかし、待っていたのは祈祷とは思えぬ陵辱の儀式だった。抗えない悦楽に震えながらも、心が求めるのは須王ただ一人…未知なる相手に無理やり身体を開かされていく真白。「そなたが穢されるならば」と、須王の下した決断とは??。

王女リティシアが姫巫女として参じた儀式は、契約者と呼ばれる仮面の男の陵辱を受けることだった??淫虐に耐えられず、リティシアは王宮を飛び出してしまう。俗世に降り、右も左もわからぬその時、傲岸不遜な青年・ラディアスに救われた。彼の城館で蕩けるような介抱を受けるリティシアだったが、彼は消えた花嫁の身代わりを探していると言いだして!? 与えられる愛撫に勘違いしてしまいそうになる??珠玉のエロティック・ラブロマンス?

伯爵令嬢のヴィクトリアは社交界へデビューすることに。その後見人になったのが、名高い公爵家の現当主・エドワード。伯爵家と公爵家は親しい間柄にあり、実直で優しい彼はヴィクトリアの初恋の人でもある。いつか彼のお嫁さんに、と願いながら、身分の違いで諦めなければならないヴィクトリア。ところが婿選びを前に、公爵家へ軟禁されてしまい!? 「私を夫と思うように」と触れてくるエドワードの甘やかな指先。将来立派な花嫁になるための過激なレッスンが始まって……!

満月の夜、皇牙谷中學院の生徒総代である九条男爵は、記憶を失った少女に出会う。近隣の女學校の生徒のようだが、彼女は記憶がないにもかかわらず中學院に忍び込むような大胆な行動を取り、九条男爵は困惑を隠せない。一方、九条男爵にも人に知られてはならない秘密があった……異形の種族ルー・ガルーとリリス。絶滅の危機を迎える二種族のため、九条男爵は種族回復の命運をとある秘策に賭けて……!?