
壮絶で純粋。究極の愛の物語。
マリーアは“冷たく暗い目をした黒髪の男”に、獣のごとく組み敷かれていた。自分がこの男に抱かれるのは、彼からすべてを奪った贖罪のためか? それともこれが愛?
父帝にとってマリーアの価値は、王族の血だけだった。当然初恋など実らぬまま、ただ父の駒として二度の結婚を強いられた。そして二人の夫を失ったあと、すべてに絶望したマリーアは、国を逃げ出すことを決意する。心に浮かぶのは、初恋の男と一夜だけの夫。皇女が逃げた先で待ち受ける、運命の分かれ目。
壮絶で純粋。究極の愛の物語。
マリーアは“冷たく暗い目をした黒髪の男”に、獣のごとく組み敷かれていた。自分がこの男に抱かれるのは、彼からすべてを奪った贖罪のためか? それともこれが愛?
父帝にとってマリーアの価値は、王族の血だけだった。当然初恋など実らぬまま、ただ父の駒として二度の結婚を強いられた。そして二人の夫を失ったあと、すべてに絶望したマリーアは、国を逃げ出すことを決意する。心に浮かぶのは、初恋の男と一夜だけの夫。皇女が逃げた先で待ち受ける、運命の分かれ目。
誰がなんと言おうと、君は私の妻だ
母国滅亡の混乱の中で「鉄の参謀」と恐れられるラウノに拾われたベアトリス。以来十年間、秘めた思いを抱えながら、保護者代わりでもある彼に仕えていた。ある時、完璧な独身主義だったラウノが結婚すると言い出し「君が一番まともそうだから」とベアトリスを指名してきて!? 目的は、ある任務の遂行と彼のイメージアップのため。愛妻家を演じるべく作戦を立てるラウノだけど、その内容は到底夫婦円満とは言えない。夫婦円満の道のりは遠いと思いきや、初夜では優しい手つきに翻弄されて!?