書籍詳細
かりそめの婚約者
ISBNコード | 978-4-86457-292-7 |
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サイズ | 文庫本 |
定価 | 693円(税込) |
発売日 | 2016/02/18 |
発売 | ジュリアンパブリッシング |
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内容紹介
人物紹介
芹生千尋
不器用そうで朴訥とした雰囲気。
妹が見つかるまで鷺森繁敏の邸宅に住むことに。
鷺森繁敏
鷺森グループの次期総裁。
祖父の命により千尋の双子の妹を捜している。
立ち読み
「は…あぁ…」
片手で口を塞いで、自分の声を洩らさないようにした。
「声上げても、誰にも聞こえないよ?」
繁敏は唇で乳首を挟むと、殊更に音を立てて吸い上げた。
「ん、あっ……ん…」
千尋は必死で声を抑える。そんな彼を見下ろしながら、繁敏は無理にでも声を上げさせてみ
たい気持ちにかられた。
執拗に乳首を舐め回し、唇で嬲る。
千尋は乳首がこれほど感じるものだとは知らなかった。
「あぁ……は、…あ……」
「そんなにいい?」
どんなに抑えても抑えきれない嬌声が、押し殺した分だけよけいに艶めかしく千尋の感情を
伝えてくる。
繁敏はにやりと笑うと、ズボンの上から千尋の股間に触れた。
「…硬くなってるね」
「……」
「乳首舐められて感じたんだ?」
繁敏は布の上からゆるゆると掌で擦りながら焦らす。
千尋の息が荒くなる。堪らなくなって、大きく息を吐いた。
そんな千尋を見てクスリと笑うと、繁敏は彼のベルトを外してズボンのファスナーを下げた。
「さて、どうしようか?」
「え…」
「このままでいいの?」
千尋は小さく首を振った。
「それじゃあどうすればいいのかな?」
千尋はごくりと唾を呑み込んだ。
「黙ってたらわからない」
少し厳しい口調になる。それに千尋は反応してしまって、背中がぞくりと震えた。
「…さ、触って…」
千尋は掠れるような声でやっと云った。
「触るだけ?」
「い、逝かせて、ください…」
千尋にはそれだけ云うのがやっとだ。
「可愛がってくださいって云わなきゃ」
「…か、可愛がってください」
その意味すらわからずに、オウム返しに返す。
繁敏は唇で笑うと、下半身を露わにした格好の千尋を自分の膝の上に座らせた。
「脚、広げて」
背後から抱きかかえると、片膝を立てさせる。
「や……」
大きく脚を開かされて、中心が晒される。
「…恥ずかしいカッコだな」
冷たく囁かれて、千尋のペニスに指が絡まる。
強く緩く、焦らすようにペニスを扱く。
「は、あ…!」
「…気持ちいい?」
千尋が小さく頷いた。
繁敏は半開きになった千尋の口に自分の指を入れる。
「しゃぶって。うんと濡らすんだ」
千尋は云われるままに、繁敏の指をしゃぶった。
「後ろ、使ったことあるんだろ?」
千尋は繁敏の指を離しふるふると首を振った。
「今更バージンぶらなくても…」
千尋は小さく唇を噛んだ。
「ほんとにないの?」
千尋は答えない。どっちにしても恥ずかしい。
「指は入れたことある?」
千尋の身体がぴくりと震えた。
「あるんだ?」
そう云うと、千尋にしゃぶらせた指で彼のバックを弄った。
「あ、や…め…」
「ほんとにやめていいの?」
繁敏は更に追い詰めて苛める。
「オナニーのときも、後ろ弄ってるんだろ?」
意地悪く微笑みながら、膝にのった脚を更に広げさせた。
「や……」
「やめてほしくないくせに」
耳元に囁くと、濡れた指をゆっくりと千尋の中に侵入させた。
「あ…う!」
異物感に身体が大きく跳ね上がる。
繁敏は指を抜き差ししながら、後ろからうなじを舐め上げた。
「は……あ…っ」
「気持ちいい?」
繁敏の指はくちゅくちゅといやらしい音をたてて、千尋の羞恥心を煽る。
後ろを指で弄られながら、ペニスもきつく扱かれる。
「あ、はぁ……あ…っん…」
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