書籍詳細
私を嫌い、王家を裏切った聖騎士が、愛を囁いてくるまで
ISBNコード | 978-4-86669-547-1 |
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定価 | 1,430円(税込) |
発売日 | 2023/01/27 |
ジャンル | フェアリーキスピュア |
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電子配信書店
内容紹介
立ち読み
今日も今日とて、枢機卿と私の結婚について不毛な話し合いが行われる。
四十歳以上の貴族から選ばれた、議長、副議長、顧問官からなる五十名で構成された枢密院の人々は、私に陰鬱な視線を向けていた。
このうち、枢機卿との結婚に賛成しているのは、たった五名だけ。
今はどのようにして断るか、という話し合いを続けている。
こんなことで意見を交わす暇があったら、屍食鬼の被害状況をまとめて支援の手を広げたらいいのに——なんて、口が裂けても言えるわけがない。
私が自由気ままな発言をしたら、兄の立場がたちまち悪くなる。己の考えは慎重に口にしなければならないのだ。
今日は議長と副議長の顔色が真っ青である。どうかしたのだろうか。尋ねる前に、彼らはそうなった理由について語り始める。
「実は、枢機卿の暗殺計画が、大聖教会側に露見してしまった。水面下で、聖騎士たちの謀反が話し合われているという」
今の状況で聖騎士の襲撃を受けたら、こちら側はたまったものではない。
すぐにでも私と枢機卿の結婚話を進めるべきだと思ったが——その意見に賛成する者はいなかった。
結婚に賛成できないが、代替案は誰も考えつかない。このままでは、本当に聖騎士たちが王宮へ押しかけてくるだろう。
その先に待っているのは——教皇の復活に違いない。
枢密院の者たちが結婚を反対する理由は、ここにある。ワルテン王国の王女である私が枢機卿と結婚し子どもでもできたら、教皇復活に一歩近づくのだ。
もちろん、私は枢機卿の思い通りになんかさせない。身分は返上するつもりだし、仮に子どもができたとしても、王位継承権は持てないよう契約するつもりである。
考えもなしに、結婚すると言っているわけではないのだ。
このままでは、永遠に打開策について話し合う羽目になるだろう。まったくもって時間の無駄だ。
そう思って、結婚以外の代替案を挙げてみた。
「では、わたくしが大聖教会へ奉仕に行く、という方向性でご納得いただけないでしょうか?」
「王女殿下が奉仕活動をするだと!?」
「ワルテン王国の王女が、大聖教会にへりくだるなんて、あってはならない」
しつこく言い立てる声に我慢できなくなり、テーブルを拳でドン! と叩く。すると瞬時に静まった。
「もうすでに、国や各々の自尊心や立場を気にしているような状況ではないのです。王家だけでなく、国家そのものの存続の危機が迫っております。一刻も早く、内戦が起きないように手を打たなければなりません。わたくしは大聖教会へ行きます。そうして時間を稼いでいる間に、よき解決方法を考えておいてくださいませ!」
もうこれ以上話すことはない。そう思い、会議室から去った。
私室に辿り着いた瞬間、膝の力が抜けてその場に頽れる。
「ああ、ヴィヴィア姫!」
ミーナが体を支え、顔を覗き込む。
「顔色が真っ青です。それに、お手が——」
叩きつけた拳が、真っ赤になって腫れていた。ミーナはすぐに氷?を用意し、冷やしてくれた。
沸騰していた頭が落ち着くと、気がかりな問題について思い出してしまった。
大聖教会には、レイナートがいる。私を見つけたら、何を思うだろうか。
彼のことだ。私のことなんてなんとも思わず、無視するかもしれない。
それを思うと、水溜まりを知らずに踏んでしまったような、なんとも言えない気持ちがこみ上げてくる。
レイナートについては考えるだけ、無駄だろう。それよりも、今できることをしなくてはならない。
「お兄さま……陛下に手紙を書きませんと」
「え、ええ」
もう休んでいるだろうから、面会に行ったら負担になるだろう。そう思い、議会での発言を手紙に認め、兄に伝えた。
その後、湯を浴びてから布団に潜り込む。ぐっすり眠れるほど、私は強くなかった。
翌日、兄と話し合い、大聖教会への奉仕活動が正式に決まった。
ひとまず、私の王族という身分は返上することにした。そうすれば、枢機卿と結婚することになったとしても、教皇復活への足がかりにはならないはずだ。兄は反対するかもしれないと思ったものの、私の覚悟を理解し許可してくれた。
意外なことに枢機卿もこの件に関して納得し、双方の関係が良好になるように導く平和の使者として、私を受け入れてくれるという。聖水の作り方の提供については、奉仕期間中の交渉次第ということになった。
ミーナも一緒に奉仕活動に参加してくれるようで、それだけは心強かった。
大聖教会へ向かう当日、兄は私を抱擁し、わんわん泣いていた。
「ヴィヴィア、すまない。わ、私が弱いばかりに——!」
「どうか、どうかお気を病まずに……」
ぐすぐすと涙ぐんでいた兄が、耳元で囁いた。
「ヴィヴィア、どこへ行っても、お前が信じたいと思うものを、信じ続けるんだよ。そうすれば、きっと救われるから」
それはどういう意味なのか。わからなかったが、時間がないので頷いておいた。
兄から離れると、今度は義姉が私のもとへ駆け寄って抱きついてきた。
ワルテン王国よりはるか大国から嫁いできた彼女と話した覚えなんてほとんどない。
もしかしたら嫌われているのかもしれない。
そう思っていたのだが、それは間違いだったらしい。何も思っていなかったら、このまま送り出しただろうから。
義姉は涙ながらに訴える。
「ごめんなさい! あなたを守ってあげられなくて!」
こんなに私を想っていてくれたなんて、今まで気付かなかった。胸がじんと熱くなる。
「わたくし、王妃殿下に嫌われていると思っておりました」
「嫌いなわけないわ。仲良くしたかったけれど、実の弟妹ですら、どう打ち解けていいのかわからなかったくらいで」
とてつもなく不器用なお方だった、というわけだ。出発前に誤解が解けてよかった。
義姉は最後に、「これまでありがとう」との言葉を残し、離れていった。
いつか再会したときには、本当の姉妹のようにお喋りできるだろうか。そんな未来を、ほんのちょっとだけ願ってしまった。
長年、慈善活動以外で王宮から出た覚えなどなかった私が、大聖教会に行くために外の世界へ一歩踏み出す。
奉仕の期間は定められていない。謀反を起こさない条件として、人質となるのだろう。
それでもいい。兄の治世が少しでも平和になるのならば。
今回の決定を、元王女として誇りに思っている。
大聖教会の総本山たる大聖堂は、ワルテン王国の郊外に建つ。馬車で一時間半といったところか。
王宮の前に大聖教会側が用意した、純白の馬車が停まっていた。周囲には護衛の聖騎士たちが白馬に跨がっている。
馬車からひとりの騎士が、マントをひらりと翻しながら降りてきた。
白い聖騎士の制服に身を包む、背が高い青年である。
絹のように艶やかな金の長い髪が風に揺れた。
その姿を確認するのと同時に、声をあげそうになる。目の前に現れた美貌の青年に、見覚えがあったから。
「あなたは——レイナート!?」
目が合った瞬間、懐かしさがこみ上げ、胸が温かくなる。彼と過ごした懐かしい日々が脳裏に浮かんだ。
もう何年も会っていないのに彼の言葉が、温もりが、優しさが、楽しかった毎日が鮮明に甦ってくる。
ただ姿を目にしただけだったのに、どうしてか涙が滲んできた。
感極まった私の反応を見た彼は、ふっと口元に笑みを浮かべる。それは、再会を喜ぶ微笑みではない。他人を小馬鹿にするような嘲笑であった。
それに気付いた瞬間、熱がスーッと引いていく。懐かしい記憶も、どこかへ消えてなくなった。
レイナートは冷え切った瞳を私に向けつつ、声をかけてくる。
「飛んで火に入る夏の虫、というのは、あなたみたいな女性を言うのでしょうね」
「虫? わたくしが?」
あまりにも失礼な発言に、?然としてしまった。虫扱いされたことなど、生まれて初めてである。
世間知らずのお姫様が、ただ目先の問題を解決するために大聖教会に行くとでも思っているのだろうか?
王女の立場と王位継承権は返上したし、大聖教会で奉仕をしつつ、結婚することだって視野に入れている。
もし子どもが生まれた場合、親権は国王及び王妃のものとなるという決まりも作った。
別に、何の考えもなく大聖教会へ行くわけではないのに……。
「わたくしは——」
「早く行きましょう。ここで話すのは時間の無駄です」
レイナートは冷たく言い放ち、私の返事を聞く前に踵を返す。なんだか悔しくなって、私は走って彼を追い抜き、先に馬車へと乗り込んだ。
レイナートは呆れた表情を浮かべつつ、馬車に乗る。
私を視界に入れたくないのか、斜め前に位置する座席に腰かけ、窓の外を眺めていた。
最後にミーナが乗る。車内の険悪な空気を感じとったのか、気まずそうに肩を竦めていた。内心、申し訳なく思う。
彼女が私の隣に座った瞬間に馬車の扉が閉められ、レイナートが剣の柄で天井を叩くと、御者が馬に合図を出す。
揺れる馬車の中、無言のまま、時間は流れていった。
私はレイナートを見つめ、なんとも不可解な感覚に苛まれる。
——どうして黙って離れていったのか。
——なぜ、相談してくれなかったのか。
——手紙をたくさん書いたのに、なんで返事をくれなかったのか?
レイナートと話したいことは山のようにあった。それなのに、いざ本人を前にしたら何も言葉が出てこない。
彼に対して怒っている、という感情はとうの昔にすり切れ、なくなっていたのかもしれない。
期待をしなくなった、と言えばいいのか。いや、そのどちらでもない。
今、レイナートと私の間には、高く厚い壁があるように感じていた。
かける言葉が見つからないのではない。何を言っても、彼には届かないだろうと私は本能的に悟っているのだろう。
レイナートはびっくりするくらい、五年前と変わっていた。
最後の記憶の中の彼は、どこか儚げで線が細い優美な貴公子、といった感じだった。
今は体が一回り以上大きくなり、背もぐんと伸びて、顔立ちにも迷いがまったくない。美貌はそのままに、大人の男性になった、という印象だ。
もう、私が知っているレイナートはどこにもいないのかもしれない。よく似た他人だと認識していたほうがいいだろう。
以前までは元気かどうかだけでも知りたい、という思いもなくはなかった。
こうして見ると、レイナートの顔色はよくはないが、悪くもない。目の下にクマなんかないし、酷く痩せているわけでもない。元気だ、と表現してもいいだろう。
兄に知らせたら喜ぶはずだ。レイナートと兄は、とても仲がよかったから。
五年もの間謎だった、レイナートの近況を知ることができた。それだけでも収穫だと思うことにしよう。
いくら私が睨むように見ても、レイナートはどこ吹く風、といった様子である。彼にとって、私はいないも同然の存在なのかもしれない。
もしかしたら、同じ名の別人である可能性もある。無視されてもいいと思い、話しかけてみた。
「あなた、お名前を聞かせていただける?」
視線はこちらを向けず、指先だけピクリと動かしたのを私は見逃さなかった。
「わたくしの知り合いによく似ているのだけれど、違う可能性もあるから」
レイナートはどう出るのか。じっと彼を見つめる。彼は依然として視線を逸らしたまま、自らの名を名乗った。
「レイナート・フォン・バルテン」
やはり、彼は私がよく知るレイナートだったわけだ。
「わたくしも、名乗ったほうがよろしい?」
意地悪な気持ちを込めつつ聞いてみる。彼は睫の一本も動かさずに答えた。
「いいえ、必要ありません。ヴィヴィア・マリー・アイブリンガー・フォン・バルテン王女殿下」
ミーナですら覚えられない私の全名を、レイナートは記憶していたらしい。
ただ名前を口にしただけなのに、心が震える。もうレイナートのことは吹っ切れ、気持ちは欠片も残っていないと思っていたのに。
初恋というのは、私が思っていた以上に厄介なもののようだった。
◇◇◇◇◇
「バルテン卿、お食事の時間です」
返事はない。不在なのだろうか。ミーナが扉に手をかけたら、鍵がかかっていた。
もしやいないのか。視線で問いかけるも、ミーナは小首を傾げる。
彼女は耳を扉に近づけ、中の様子を探った。
「……いらっしゃるようです」
ならば、敢えてこちらの声かけを無視しているのだろう。
私とミーナは視線を合わせ、同時に頷く。一度部屋に戻り、手押し車を浴室のほうへ押していった。
レイナートの部屋に?がる扉は、こちら側に鍵がある。つまり、私側の部屋からは自由に行き来できるのだ。
解錠し、扉を開く。
山のような書類に囲まれたレイナートが、私たちを見てギョッとしていた。
「なっ、王女殿下、どうしていきなりこちらへ?」
「扉の向こうから声をかけても反応がなかったので、直接やってきたまでです。ねえ、ミーナ?」
「はい」
そんなことよりも、この書類の山はなんなのか。
ちらりと横目で見たところ、内容は枢機卿が行うべき決裁であることに気付いた。
「まあ! どうしてあなたが、このお仕事をされているの?」
枢機卿の傍付きを務める聖騎士の仕事ではないだろう。そう指摘したら、レイナートは黙り込む。
おそらくであるが、枢機卿に押しつけられているのだろう。
何か弱みでも握られているのか。謎が深まる。
問いただしても答えないだろうから、先に目的を果たす。
「食事を持ってまいりましたの。召し上がったほうがよろしいのではなくって?」
「いえ、今はいいです。その辺に置いておいてください」
「温かいうちに召し上がりませんと」
ミーナは執務机に広げられた書類をてきぱきと撤去していく。私は手押し車に置かれた料理をレイナートの前に運んだ。
料理の保温効果がある半円状の銀蓋を外すと、メインの肉料理が出てきた。
やはり、パンとスープのみなのは私たちだけだったようだ。そのことだけは、ホッと胸をなで下ろす。手押し車の上には肉料理の他に、焼きたてのパンや野菜のテリーヌ、ポタージュなどが用意されていた。
カトラリーを並べ、水差しからグラスに水を注ぐ。
給仕をする間にレイナートが何度も「あなたがそのようなことをする必要はありません」と訴えていたが、無視して進めた。
「さあ、どうぞ。召し上がれ」
レイナートの眉間に不愉快だと訴える皺が大集合していた。自分のペースがあるので、乱されたくないのだろう。
「ここまで準備したのですから、片付けて再度仕事をするほうが非効率ですよね?」
「そうですが、食欲がないのです」
「どこか具合が悪いのでしょうか?」
レイナートの顔を覗き込み、額に手を添える。
平熱——と思った瞬間、手首を?まれて押し戻された。
「な、何をするのですか!?」
「何って、熱がないか調べただけですけれど」
「異性にそのような行為を働くなんて、はしたないです!」
相手を心配し、取った行動ですらレイナートにとっては慎みがないように感じられたようだ。
「お兄さまが、食欲がない晩は体調を崩しがちだったので、気になっただけです。礼儀に反したように見えていたのならば、謝ります」
レイナートはハッとなり、少し泣きそうな顔で私を見る。勘違いだったと気付いてくれたのだろうか。けれども遅い。
私は彼にぐっと接近し、耳元で「申し訳ありませんでした!!」とハキハキ述べた。
その瞬間、レイナートは目にも留まらぬ速さで身を引き、私をぎろりと睨む。
「あ、あなたという女性は!」
「慎みは王女の立場や王位継承権と共に返してきましたの。わたくし、もう王族ではありませんわ」
そう返すと、レイナートは目を極限まで見開く。枢機卿の書類を管理している彼ですら、知らないことだったらしい。
「どうして、そのようなことをしたのです?」
「枢機卿と結婚する可能性がありましたから。もしも子どもが生まれたら、面倒なことにもなりますし」
レイナートの眉がピクピクと引きつる。あれは本当に怒っている表情だろう。少し話せたら、なんて思っていたが、今は冷静に会話できるような状況ではない。
今日のところはひとまず撤退しよう。
「もう遅いですから、また今度ゆっくりお話ししましょう」
「待ってください」
地を這うような低い声で引き留められる。踵を返してしまったのでそのまま帰りたかったが、しぶしぶ振り返る。
「何か?」
「あなたは本当に、枢機卿と結婚するのですか?」
なぜ、引き留めてまでその質問をしてくるのかわからない。
けれども、私が結婚することによって内戦が回避できるのであれば、するしかないのだろう。
彼に言い訳じみたことなど言いたくないので、ええ、と簡潔に言葉を返したら、レイナートの眉がわかりやすいくらいキッ! とつり上がった。
「あなたは何もわかっていない」
その物言いに、私はカチンときてしまう。瞬時に浮かんだ言葉を、あまり深く考えずに口にしてしまった。
「わかっていないとしても、説明もなくいなくなったあなたに言われたくありません!」
レイナートに背を向け、カツカツと大きな足音を立てながら部屋をあとにした。
◇◇◇◇◇
「はっ、はっ、はっ、はっ——!」
必死に走り、屍食鬼から逃げた。もうすぐ崖がある場所に辿り着く。
と、ここで、思いがけないことが起こった。木の根っこに足を引っかけ、転んでしまったのだ。
「きゃあ!」
これ幸いと屍食鬼が私に追いつき、逃げないように馬乗りとなった。
「がああああああ!!」
月明かりに照らされ、屍食鬼の姿をはっきり見てしまう。シリルは目元にほくろがあった。この片腕の屍食鬼は、間違いなくシリルなのだ。
「シリルさん、どうして——!?」
「うがあああああ!!」
屍食鬼は私の肩を押さえ付け、?みつこうとする。
ぐっと奥歯を?みしめ、衝撃に備えた。
「がああああああ!!」
それは、屍食鬼の断末魔の叫びである。
私に迫っていた顔が、吹き飛んだのだ。
「え?」
月明かりを浴びた剣が、弧を描く。それを手にしていたのは、白き鎧に身を包む聖騎士。
「どう、して?」
突如として現れた聖騎士は、とてつもない美貌の持ち主だった。
その姿には、見覚えがあった。
「レイナート!?」
久しぶりに口にする名に、自分でも驚いてしまった。
どうして彼がここにいるのだろうか。私が見た都合のいい夢なのでは?
?を抓ろうとした瞬間、レイナートが思いがけない行動に出る。
私を抱きしめたのだ。耳元で「よかった」と囁く。
その声は、昔の優しかったレイナートみたいだった。やはり、これは夢なのだろう。だって、レイナートが私に対して優しいわけがないから。
けれども、抱きしめてくるレイナートはとても温かかった。
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