書籍詳細
異世界トリップして王太子殿下の新妻になりました!?
ISBNコード | 978-4-908757-45-7 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 671円(税込) |
発売日 | 2016/11/18 |
レーベル | ロイヤルキス |
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内容紹介
人物紹介
水瀬澄玲(みなせ すみれ)
高校を卒業したばかりの18歳。
不思議な本の力で、ラウレンツのいる世界へトリップしてしまう。
ラウレンツ
ウィレニー王国の王太子、25歳。
澄玲を“黒髪の乙女”と興味をもつ。
立ち読み
「こっちも同じようにしてあげるよ」
舌先を根元に這わせ、ねっとりと先端まで舐め上げる。さらに、ちろちろと縦横無尽に嬲ってから、たっぷりと乳輪ごと咥えるようにじゅっと吸いついた。
「ん、はぁ、っああっ……」
ちゅう、ちゅう、と強弱をつけながら続けられる吸引が気持ちよく、甘い官能の波が次々に押し寄せてくるのを感じていた。
「は、あんっ……あぁっ……」
「僕にこうされるの、好き?」
胸を舐めながら、くぐもった声が振動して伝わってくる。それすらも愛撫の一部となって、澄玲を興奮させる。
「答えてごらん」
さらに羞恥心を煽られ、澄玲の中が、まるで火を放たれたみたいに、かあっと熱くなった。
「あ、そんな、はずかし、……っ」
「ちゃんと答えてくれなきゃ……本気で噛んじゃうかもしれないよ」
そう言いながら、ラウレンツが乳首を甘噛みする。その絶妙な感覚は、甘い拷問といっていい。答えずにはいられなくなってしまう。
「ん、はっ……ぁ、すき、……すきぃ……っ」
思わずラウレンツの唇に指を伸ばすと、その指先をちゅうっと食まれた。
「ん、よくできました。じゃあ、胸だけじゃなくって、もっと君の感じるところを、たくさん気持ちよくしてあげるよ」
予告しなくたっていいのに、でも、その言葉で濡れてしまう自分がいる。それを知られるのが恥ずかしくて、もぞもぞと太腿を擦り合わせるのだが、まるで見切ったみたいにラウレンツの手が太腿から腰を撫であげ、下穿きへと忍ばせようとする。
慌てて脚を閉じようとしても、遅かった。ラウレンツの長い指先が、秘所を隠していた薄い繁みを丁寧にかきわける。
「ふぁ、そこは……っ」
じんとした疼くが走るところに、ラウレンツの指先が這わされようとしていた。
「かわいい形になってきたね」
敏感な先端をそうっとかわすように秘めたあわいを開き、ぬるりと濡れた淫らな唇を撫であげた。
「すごく濡れてる。どんな想像をしたの?」
「ん、あっん」
ぞくぞくと、体感したことのない甘美な刺激に戦慄いた。その快感は一度きりではなく、上下にゆっくりと往復するたびにこみあげ、泣きたくなってきてしまう。
「あ、ぁ、っ……は、ん、……あぁ……」
びく、びくん、と腰が操られているみたいに動いて、つま先まで痙攣する。指を埋めながら動かすにつれ、くちゅ、くちゅ、と恥ずかしい音が響いてくる。
「こんなにいっぱい濡らして。いけない子だね」
責めるような動きで弄られると、ますます蜜が溢れてきてしまう。
じいっと見下ろされているのが気になって、澄玲は必死に懇願した。
「ずるい……そんな、ん、しちゃ、はずかしい」
「だめだよ。ちゃんと見せて。君をもっと可愛がらせてって、言ったよね?」
ラウレンツは言って、澄玲の震える脚を両方それぞれいっぱいに広げ、膝の裏を掴むと、甘い蜜を滴らせている秘所へと顔を近づけた。
「あっ! だめ、……見ちゃいやっ……」
まじまじと眺められるのが耐えがたくなって、澄玲はいやいやと腰を揺らした。なんとラウレンツが花の芯にちゅうっとくちづけてきたのだ。そこを舐められるのは実は初めてだった。
「ひっ……あぁっ……そんなにしちゃっ」
頭の中が真っ白に染まりかけ、はぁ、はぁ、と吐息を乱す。
「スミレは好きでしょ。こういうふうに舐められるの」
生温かい舌が、濡れた粘膜を宥めるように上下に左右に蜜を絡めとり、やさしく舌先で転がす。
指で触れられていたときとはくらべものにならない快感に、頭の芯まで痺れそうになる。
「あ、あっ……や、んんっ……そこ、舐めちゃ、……あぁっ」
「どうして? 胸ならいいのに、ここはだめ?」
「は、あん、……だ、だって……」
「感じすぎちゃうんだね。でも、いいんだよ。今夜はもう……一緒にいくらでも感じよう」
羞恥と快楽との狭間で揺れながらも、澄玲は腰を引きながらシーツを握りしめ、与えられる愉悦に溺れてしまう。
「ここに……指を一本、二本、ゆっくり挿れるよ」
指が濡れたあわいに深く沈み、先端を舐めながら、ぬちゅぬちゅと角度を変えつつ入ってくる。
「ふ、あっ……あっ」
胸の尖りを舐められ、指を中でこね回され、そうして同時に攻められた澄玲は、喉の奥をひくりと戦慄かせ、天を仰いだ。
「ん、だめっ……あ、あん、……やっ……へんに、なっちゃう、のっ……」
なにか迫りくる熱い衝動があった。必死にやりすごしていたら、胸の先から舌がつるりと下に這わされていき、再び秘めた粒を舌先で転がされる。リズミカルな指の挿送と交互にしゃぶったり、吸い上げたりして、興奮をますます高めていく。
「あ、あっ……んんっ……はぁ、っ……すごく、気持ちいいの。やぁっ……どこか、いっちゃう……」
「ん、気をやりそう、なのか……かわいいな、スミレ……もっと感じてみせて」
ますますラウレンツをその気にさせてしまったらしい。深く啄まれ、指がいたらしく中の襞を捏ねまわしはじめた。
粘膜を擦り上げる巧みな動きと、淫らなくちづけによって、一気に高みへと登りつめた。
「ひ、あ、ンっ……ああっ……だめっ……なんか、熱いの、くるっ」
ビクビクンっと跳ね上がるように感じて、一瞬、息ができなくなったかと思った。頭が真っ白になり、甘すぎる喜悦にがくがくと臀部が震える。
ラウレンツに愛された場所が、小刻みに痙攣し、中は激しく収斂していた。
ぬぷっと音を立てて中から指を抜かれ、その弾みで滴り落ちた蜜を丁寧に舐めとるラウレンツの色香漂う仕草に、どきりとした。
今まで澄玲を翻弄していた彼とは違う。
欲情した獣がそこにいるのだと、はっきりと認識する。
「スミレ……君を、僕のものにするよ」
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