書籍詳細
侯爵様と身分違いの恋は運命を越えて 〜秘密の令嬢への一途な愛〜
ISBNコード | 978-4-908757-62-4 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 713円(税込) |
発売日 | 2017/03/16 |
レーベル | ロイヤルキス |
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内容紹介
人物紹介
ジュリア
7歳までの記憶がなく孤児院で育った。
スペンサー侯爵家でメイドとして働いている、18歳。
エドワード
25歳の若き侯爵家当主。
健気で一生懸命なジュリアを気に入っている。
立ち読み
「きゃ……! ま、待って、くださ……」
足を開かされ、秘めた部分を露わにされて、ジュリアは思わず羞恥の声を上げてしまった。これまでの愛撫を受けて、ジュリアの花芯と花びらは身体の奥からこみ上げてくる蜜で既にぐっしょりと濡れ、ひくひくと震えていたからだ。そもそも異性に対して足をさらす、ということは、イングレアの女性にとって、はしたないことだった。
「や、見、見ない、で、ッ……!」
ジュリアは慌てて大きくかぶりを振ったが、次の瞬間、息が止まるほどの強い快感をそこに感じ、目を見張った。エドワードが花びらを指先でそっとかき分け、蜜に濡れた花芯に口づけしたのだ。
「あンッ……! エ、エドワード、さま、そんな、ッ……!」
その舌をそっと花芯に這わされ、さらに細く尖らせたその先で軽くつつくように愛撫されて、ジュリアは思わず身をよじらせた。
「どうした、ジュリア」
笑み混じりの優しい声が聞こえてきて、ジュリアは懸命に頭だけを起こした。
「だって、そんな、ところ、汚、ッ……!」
必死にそう言おうとしたとたん、再び、一層濃厚に舌で花芯を愛撫され、ジュリアは声にならない悲鳴を—いや、歓びの声を上げてしまった。それ程に、その部分に直に受ける刺激は強く、そして心地よさも比べものにならなかった。ジュリアは震えながらその舌の動きに、されるままになるしか無かった。
はしたない、とも、何という格好をしているのだろうとも思ったが、与えられる心地よさと歓びの感覚から、どうしても逃れられない。感じやすいところに触れられているためだけでは無かった。ずっと密かに恋い焦がれていたエドワードに、そんなところを見られ、触れられている、という想いが、恥ずかしさと同時にどうしようもなくジュリアの熱情をかき立てていた。
——あ、ぁッ、そんな……。すごく、気持ち、い、い……——
「ジュリア……」
と、再び彼が顔を上げた。その声の真剣さに、ジュリアはまた何とか顔を上げ、彼を見た。彼は笑ってはいなかった。声と同じく、ひどく真剣な眼差しでこちらを見ていた。
「汚い、なんて言うな。君は、本当に綺麗だ。その全てが清らかで、美しい」
「え……」
思いがけない言葉だった。ジュリアは目を見開いた。
「その君を全て、俺のものにしたいのだ。君と出会ってからずっとそう思っていた。——どうか、俺を信じてくれないか。決して、君を辛い目に遭わせたりはしないから」
「……!」
ジュリアは震えながら彼を見つめ返した。エメラルドの瞳にまた、呪縛されるようになる。
「はい。私は、貴方のものです。エドワード様……」
彼と見つめたまま、ごく自然にそう言葉にしてから、それが心から自分が願っていることだと気付いた。
同時にそれは、絶対に叶わぬことだと、ジュリアは自分に厳しく言い聞かせていた。エドワードは貴族の当主で、自分の主人でもある。そして自分は、身寄りのないメイドなのだ。エドワード様も、そのお母様である奥様も、自分に優しくして下さったけれど、そのことを忘れてはいけない。決して、思い上がってはいけない、と何度も心の中で繰り返し、自分を戒めてきた。そうした分別を無くしたら、絶対に良い結果にならないし、何よりもお二人に迷惑がかかってしまう、と。なのに……。
——夢ならば、どうか覚めないで……——
抑えつけてきた想いが、あふれ出すのを、ジュリアはどうすることも出来なかった。想いを口にしたとたん、目の奥が熱くなった。
すると、ジュリアを見つめたままのエドワードは、何かひどく切なそうな表情を浮かべた。そして、もう一度その身体を抱きしめた。さっきよりも一層強く、熱の籠もった抱擁に、ジュリアは思わず目を閉じた。その耳に、囁かれる。
「どうか俺を信じて、俺に任せてくれ。いいな」
ジュリアが震えながらも、深く頷くのを確認すると、エドワードはジュリアの足に再び手を伸ばし、ゆっくりと開かせていった。彼が出来るだけ静かに、ゆっくりとそうしてくれているのがわかった。けれど同時に、お腹の辺りに押しつけられた彼の雄根が、さっきよりも一層固く、熱く脈打っているのも感じられた。ジュリアは震えながら、それでも懸命に身体の力を抜いた。
それに答えるように、エドワードはジュリアの首筋に舌を這わせ、軽く歯を立て、愛撫した。そして同時に、ジュリアの背に手を回し、白くまろやかな尻の方から指を伸ばして、そっと花びらを愛撫し、開かせる。びくんとジュリアの身体が震える。露わになった花芯は既に蜜でたっぷりと濡れ、密かにひくひくと震えていた。
「ンッ……。あンッ……」
花芯に触れられ、指先でくりくりと転がされる。途端に花芯はほろほろとほぐれ、彼の指先に吸い付いた。エドワードは微かに唇をほころばせ、少しだけ身体をまた下にずらすと、開いた花芯に、ごくゆっくりと指先を差し込んだ。
「ッ……!」
花芯から繋がっている蜜路の、内部の濡れた肉襞を擦られる。とたんに擦られた部分から快感が伝わり、肉襞は震えて反応し、エドワードの指に絡みつき、吸い付いた。
ジュリアは思わず目を固く閉じ、かぶりを振った。自分の身体の反応に驚いていた。また頬が染まった。
——そんな。こんなに浅ましく、呑み込むなんて……——
そもそもこの箇所が、これほどに開いて受け入れられるなんて知らなかった。けれど戸惑う心よりも、身体の方が正直だった。それで全身にまた、心地よさが伝わって肉襞が波打つように動き、さらに奥までエドワードの指を呑み込んでしまう。
「……!」
ジュリアは固く目を閉じた。これら全ての反応を、エドワードに見られてしまって恥ずかしくて仕方なかった。すると、エドワードがごくゆっくりと、だが確かな動きで指を引き抜いた。
「あぅッ……」
いきなり肉襞を逆向きに擦りあげられ、新たな刺激に、一層肉襞が濡れた。ジュリアは思わず目を開けて小さく悲鳴を上げてしまう。とたんにまた、エドワードと目が合った。
「ジュリア……!」
見つめられて、ジュリアは震えた。恐いくらいに真剣な瞳だった。その瞳が、いつもと少し違った、ぎらぎらと熱い、激しさを秘めた光をたたえていた。
「エドワード、さま……」
名を呼ばれ、ジュリアも答えた。彼女を真っ直ぐ見つめたまま、エドワードが再び覆い被さってきた。足をさらに大きく広げられる。同時に花芯に、熱く猛った男の雄根の先端が押し当てられ、ジュリアは思わず声を上げた。
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