書籍詳細
国王陛下は身代わり侍女を溺愛する
ISBNコード | 978-4-86669-028-5 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 713円(税込) |
発売日 | 2017/09/15 |
レーベル | ロイヤルキス |
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内容紹介
人物紹介
アンジュ
エメロード姫の筆頭侍女。
オスカーに助けられて初めての恋をする。
オスカー
王国軍第一騎士団の団長。27歳。
健気なアンジュに一目惚れ?
立ち読み
「これだけ濡れているなら、指もすぐに入りそうだが……」
「あ、あっ、待って、怖い……!」
言葉通り、オスカーが蜜口にそっと指先を挿入してくるのを感じ、アンジュはとっさに首を振った。指先を潜り込ませていたオスカーはすぐに指を引き抜く。
「……あ、ごめんなさ……っ」
「謝ることはない。初めてなのだから腰が引けるのは当たり前のことだ。おれのほうが配慮すべきだった」
小さく震えるアンジュをなだめるようにそう言って、オスカーは彼女の唇にキスをしてくる。
軽くふれられるだけのキスだが、彼の優しさと愛情を感じ取れて、アンジュはほっと肩の力を抜くことができた。
「中が怖いなら、ここは……?」
「え……? ……ッ! あ、そっ、そこはっ、……あぁああん……!」
蜜をこぼす割れ目の少し上のほう……柔らかな下生えに隠されていたその一点にふれられた瞬間、アンジュは強烈な快感を覚えて背を弓なりにしならせた。
乳首や臍を刺激されたときよりもっと鋭敏な愉悦が走って、手足がピンと突っ張る。同時に身体の奥がカッと熱くなり、彼女は目を白黒させた。
「や、だ……なに……?」
「ここに、女が一番感じる芯が隠されているのだ」
「芯……? ……あ、ああっ、だめですっ、きゃ、あっ……!」
息が整わないうちに、二度、三度とそこを撫でられ、アンジュは高い声を上げる。見れば蜜口からこぼれ出す蜜を塗り込めるように、オスカーはぷっくり膨らんだそこに指を擦りつけていた。
「はぁっ、あん、んっ! ……いやぁ、熱い……!」
丸い花芯を擦られるたび、腰から下が蕩けそうになって身体がガクガク震えてしまう。とっさに腰をよじって逃げを打つが、いつの間にかオスカーの身体が足のあいだに入り込んで、アンジュの動きをそれとなく押さえつけていた。
おかげでアンジュは、繰り返される刺激に為す術もなく喘ぐしかなくなる。
「も、もぅ……だめぇ……! あ、あぁあ、ああぁん……!」
耳を塞ぎたくなるほど甘ったるい声が漏れて、アンジュはたまらなくなる。そこにふれられるだけでもおかしくなりそうなのに、オスカーは再び身体を伏せて、アンジュの乳首を舐め上げてきた。
「ひぁあああん……!」
張り詰めたままの乳首をチロチロ舐められ、与えられる刺激の大きさに身体が何度も跳ね上がる。のしかかってくるオスカーの身体が熱く、汗ばんだ肌を合わせているだけでめまいがするほどだった。
「はっ、あぁん、んっ……うぅ、あ、ん……ッ」
「……そろそろいいか」
「なに、が……、あっ!」
つぷり、と音を立てて、アンジュの蜜口にオスカーの指が入ってくる。
痛みもなくするりと入ってきたことは驚きだったが、無骨な指が自分の中でうごめくのは不思議な感じがして、アンジュはついつい緊張して力を入れてしまった。
「痛むか……?」
「い、いいえ。でも少し……妙な感じで……」
「そのうち慣れるだろう。力を抜いて、アンジュ」
「あっ……」
耳元で囁かれ、アンジュはぴくりと震える。オスカーはそのまま彼女の耳孔に舌を差し入れ、チロチロと舐め回した。
「あっ、い、いや……、だめぇ……!」
「あなたは耳も弱いな。胸も、臍も……ここも、舐めるのが一番いいのではないか?」
「えっ?」
ここ、と言いながらオスカーが花芯を撫でてきたので、アンジュは慌てて首を振った。
「そっ、そんなところ、いけません! 絶対にだめ……!」
「なぜ?」
「なぜって、そんな、王太子殿下が、口をつけるところでは……っ」
「寝台の上で裸になったら、身分もなにもないだろう。おれもあなたも一人の男と女で、対等なはずだ」
「そんなこと……」
「どのみち、おれはあなたが悦ぶことならなんでもしてやりたい。愛しているんだ、アンジュ」
「オスカー様、でも……っ」
「もう黙って」
この期に及んで身分を持ち出すアンジュに少しいらだったのか、オスカーはやや強引に彼女の唇を塞ぐ。そして縮こまった彼女の舌に己の舌を絡め、ねっとりと舐め上げてきた。
「はン……、む……」
「こうして抱き合っているときは、よけいなことなど考えず……おれだけを見ていればいい」
くったりと力の抜けたアンジュの身体を唇でたどりながら、オスカーが吐息混じりに囁く。
浅い呼吸を繰り返していたアンジュは、オスカーの唇が、そのまま下生えを越え花芯にたどり着くのに気づき首を振った。
「だ、だめっ、オスカー様……、やっ、あぁぁああ……ッ!」
充血し丸く膨らんだ花芯を生温かい口腔に含まれ、アンジュはたまらずのけ反ってしまう。
軽くふれられるだけでも愉悦がほとばしるのに、そのまま唇で挟むようにしごかれ、さらに舌先で舐められては、アンジュにはもう抗うすべはなかった。
「ひっ、い、いやあ! あっ、あぁん、だめ……だめぇぇえ……、オスカーさまぁぁ……!」
ちゅるちゅると音を立てながら丸い花芯を舐められ、さらにはきつく吸い上げられ、アンジュの目の前が真っ白になった。
「ひあっ……! あっ、あぁああ——……ッ!」
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