書籍詳細
身代わりの花嫁は狂おしいほどの愛撫に溺れる
ISBNコード | 978-4-86669-162-6 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 754円(税込) |
発売日 | 2018/11/16 |
レーベル | ロイヤルキス |
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内容紹介
人物紹介
クリスティーナ・バーク
庶民として育ったが実はシエヌ国の王女で!?
アレン・オールウィン
ペンバードン国王子。初恋の少女が忘れられない。
立ち読み
「宮殿の離れに用意してもらった。ここならゆっくりと二人で過ごせるぞ」
部屋を見回していたクリスティーナの体を、アレンは後ろからそっと抱きしめた。
「まあ、だが……父上の代わりの政務がたんまりと残っているからな。俺がいない間は一人だと危ないだろうし、そのときは城に客間を用意させる」
「そんな心配しなくても。敵が攻め入るということではないでしょう? 厳重な警備をされているのですから、別にわたくしが一人だったとしても大丈夫でございますわ」
「心配だ。謀反を企む輩だっているかもしれない。俺を陥れようと、お前のことを奪う輩もいるかもしれない」
「ふふっ、考えすぎですわ」
「お前の身に何かあってからでは遅いのだ」
誰かの代わりとわかっていても、こうして大切にしてもらうと勘違いしそうになる。
「アレン様……」
アレンの腕をそっと掴むと、クリスティーナは彼の鼓動にそっと耳を傾ける。
「一人にさせたくない。今は……」
アレンはクリスティーナの髪をずらし、露わになった首筋に唇を寄せた。
「んっ……」
くぐもった声でクリスティーナは小さく甘い声を出す。
ちゅっ、ちゅっと何度もうなじに口づけして、アレンは舌をそっと這わせた。
「ひゃっ……」
クリスティーナの体がひくんと動いた。
「くすぐったい?」
くすくすと笑いながら、アレンの舌先は首筋をつつつ——と滑り落ちる。
「……んうっ……くすぐった……いで、す、ひゃあっ……」
うなじから鎖骨へと舌先は移動し、クリスティーナは天井を仰いだ。アレンの手はゆっくりと背中に触れ、そして、紐を外す。コルセットと共にドレスがストンと床に落ちると、露わになった乳房を掴んだ。
形のいいお椀型の膨らみを、後ろから包み込むように掴んでいるアレンは、クリスティーナの首筋に再び唇を落とす。
「尖ってる」
指先でコリッと軽く引っ掻かれ、クリスティーナはひくんと体を跳ね上がらせる。
「んっ……ァ、ああ、やんっ……」
くりくりと両乳首を摘まれ、アレンの逞しい胸に仰け反るほど、気持ちよさでいっぱいになる。
「やああっ、そこ……ばっか……り、んんっ」
「胸は嫌か? なら、ここは?」
クリスティーナのドロワーズに手をかけ、アレンは指の腹で布越しから割れ目を撫でつけた。
しっとりと湿りを帯びた布を小刻みに擦ると、クリスティーナの体がひくひくと震え始める。
「そこ……も、だめぇ」
「だめではないだろ? もうすでに……俺を受け入れ始めている」
するりと下着も全部脱がされ、クリスティーナは生まれたままの姿になった。足許に落ちたドレスと下着に愛液が滴り落ちないか心配になったが、蓋をするようにアレンの指が蜜口の中に入ってきた。
くちゅ……と音が響く。
ほんの少し、ほんの少し触れただけなのに、水音がはっきりと聞こえるほど響いた。
「んっ……やぁっ……」
恥ずかしいと感じたクリスティーナは思わず股を閉じてしまう。が、アレンの手がそれを阻んだ。
「閉じてはだめだ」
耳許で囁き、アレンはクリスティーナの耳たぶを甘噛みする。
「ふあっ……」
同時に中を抉るように掻き混ぜ始めた。
「やっ……あ、ああんっ」
ぐちゃぐちゃとアレンの長い中指が、クリスティーナの奥底を突き続ける。腰が引き、クリスティーナは倒れるように前のめりに体を屈ませた。
「ほら、ブリジット、ちゃんと立ってくれなきゃ、気持ちよくさせられないだろ?」
「んんんっ……もう、じゅ……う、ぶん、気持ちっ……いい」
「気持ちいいのか? ここ」
ぐじゅっと指を突き立てられると、蜜が指の隙間から溢れ出た。
「ひゃあうっ……んん——」
アレンはクリスティーナの体をくるりと返し、胸の尖端を器用に挟む。
舌先で激しく蕾を転がされ、クリスティーナは立てなくなるほどに、悶え、気持ちよさに苦しんだ。
「お……かしく、なっちゃ……う」
懇願しても、アレンの動作は止まらない。そればかりか、さらに激しさを増していくようだった。
ちゅぱっと乳首から唇が離れると、胸の尖端はぴんと張りつめ、上を向いていた。唾液が胸の大部分を濡らしており、燭台に灯された炎が妖艶に照らしている。
「綺麗だ」
「ァ……アレン様……」
胸に頬を埋めたアレンはクリスティーナを見上げた。ラベンダー色の透き通った瞳が、クリスティーナの心をくすぐっていく。
「早く俺のものにしたい」
そう言われて、唇を奪われた。
激しく、強く、アレンの舌先が口内を弄り、蠢く—。
「ふあっ……んんっ……」
唇のほうへと集中していたからか、クリスティーナは気づかなかった。次に何をされるのか考えていなかったが、するりと茂みの奥にある突起を親指で撫でつけられ、目を見開いた。
「あっ……」
花芯を強く押される。そして、ゆっくりと左右に擦りつけながら、くにくにと形が変わるほどに上下に揺さぶられた。
「んんっ——」
自然と、唇が離れていき、アレンは名残惜しく舌先をゆっくりと離す。
「硬くなってきた」
「な……に?」
「柔らかかった場所が尖ってきた」
隆起した部分を強く押しつけられた。
「ひゃっ……」
敏感に反応してしまう。先程とは比べ物にならないほどに——。
「あっ……う、んんっ」
花芯と蜜壷を同時に弄られ、クリスティーナの体はがくがくと震え始めた。
「素直になれ。ブリジット」
「んっ……違、う。わたくしは……」
慌てて言葉を呑みこんだ。頭の中が真っ白になりつつある中、他の名を呼ばれたら誰だって——間違いだと言いたくなる。
「あ、あ……アレンさ、ま」
かぶりを振りながら、頂点にのぼりつめようとしていた体を解放させる為、アレンはぐぐっと奥底を抉った。
「……っ——」
クリスティーナの体は小刻みに動き、アレンの腕に強くしがみついた。
「果てた——か?」
頷く余裕もなく、ただ荒い息を吐き出すだけ。
クリスティーナの瞳はとろんと虚ろになっていて、今すぐにでも倒れそうなくらい体が震えていた。
彼女を片手で抱えながら指をちゅぷんと引き抜くと、アレンは悩ましげに垂れた蜜を舐め上げる。
とろりとその蜜は手首まで伝い、舌先で掬いながら、クリスティーナをじっと見つめた。
「甘い、な」
「な、舐めないでください……い」
「何故だ? こんなにも美味なのに」
もう一度、アレンは愛おしそうに、腕に伝ったクリスティーナの愛液を舐め上げた。
「……っ……おやめくださっ……い」
軽く拳を振り上げようとしたそのとき、ぐいっと腰を引き寄せられた。
アレンは長椅子に腰を落とし、己の足の上にクリスティーナを乗せ、背後からがっちりとその体を抱きしめた。
「アレン様っ? 何をっ……」
「続き——しないのか?」
耳許で囁かれ、アレンの色気のある声音にクリスティーナはぞくりとした。背中に何かが這っていく感覚。
「裸のまま、俺の上に座られると、俺も我慢ができなくなる」
「それはっ、アレン様が引き寄せたからっ……ひゃっ——」
アレンは己の衣服をずらし、いきり勃った自身をクリスティーナの蜜口へとあてがった。
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