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純愛ウェディング —公爵の蜜なるプロポーズ—

舞 姫美 / 著
龍 胡伯 / イラスト
ISBNコード 978-4-86457-094-7
定価 651円(税込)
発売日 2014/11/16
レーベル ロイヤルキス
発売 ジュリアンパブリッシング

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内容紹介

伯爵令嬢シェリルは兄のように慕ってきた公爵家嫡男ギルバードに、パーティでいつも見守ってもらっていた。幼い頃体の弱かったギルバードは、今や社交界の人気者。その立派な姿に、いつか遠く離れてしまいそうな不安を感じていたが、突然愛を告白され、ギルバードの屋敷で暮らすことに!? その夜、力強い腕で全てを奪うかのように、きつく抱きしめられる。熱い愛撫に蕩かされ、純潔を散らされてしまい!? 無垢な少女は恋を知り、華ひらく。初恋の成就はとっても甘い蜜のようなプロポーズ?

人物紹介

シェリル・スペンサー

スペンサー伯爵家の次女。 乗馬や本を読むことが好きな、活発で優しい少女。

ギルバード・オールストン

オールストン公爵家の嫡男。 端整な顔立ちで、優しげで穏やかな雰囲気を纏っている。

立ち読み

「あ……っ」
 不思議と滑らかな太い肉棒が、花弁を往き来する。滴る蜜を纏わせ、花弁に怒号を馴染ませるかのような動きだ。
 熱く脈打つそれを感じて、シェリルは震える。
「ギル、バード……」
「シェリル……君の中に、入りたい……」
 膨らんだ亀頭が、くちくちと蜜壺の入口を押し揉んできた。シェリルが答えるよりも早く、今度は亀頭で花芽を弄られる。
「あ、あ……」
「シェリル……いいか?」
 ここまで来て自分に許しを求めるのが、ギルバードらしく思えた。シェリルは羞恥を耐えながら、頷く。
「き、てぇ……」
「……っ」
 ギルバードが息を飲んだあと、肉棒をゆっくりと蜜壺に押し込んできた。信じられないほどの圧迫感と、全身を真っ二つに引き裂かれてしまいそうな痛みがやってくる。
「……あ、う……っ」
 苦痛の呻きを堪えることができずにいると、ギルバードが優しくくちづけてきた。
「シェリル、ちゃんと息をするんだ……そう、いい子だ。大丈夫、俺は君を傷つけない。大切で愛おしいシェリルのことを、傷つけるわけがない」
 唇を啄ばみながら、ギルバードが甘く囁いてくる。
 腰を押し進めながらもその手はシェリルの胸や花芽を弄って、教えられたばかりの快感を再び与えてくれた。痛みがいくぶん和らいで、シェリルは大きく息をつく。その一瞬の機会を逃さず、ギルバードが強く腰を押し入れた。
「……っ!!」
 衝撃と鋭い痛みに、シェリルは思わずギルバードの肩を掴み、爪を立てた。ギルバードは一瞬痛みに顔をしかめたものの、すぐに嬉しそうに笑う。
「やっと、君を俺のものにできた……」
 感慨深げな声が、想いの深さを教えてくれる。
 ギルバードはシェリルの中で動かないまま、痛みの冷や汗で頬や額に張りついた髪を払った。ちゅ……っ、と軽く音を立てて、目尻や額、唇に啄むくちづけを与える。
 下腹部の圧迫感は尋常ではなかったが、とても満たされた気持ちだった。
「大丈夫かい……?」
 優しいくちづけとともに気遣いの言葉をかけられて、シェリルは小さく頷く。その途端、ほろりと涙が零れた。
「シェリル……つらいか? すまない……」
 ひどく申し訳なさそうに言われて、シェリルは慌てて首を振った。
「ち、違うの。急に出てきてしまっただけで……身体がつらいとか……つ、つらいことに間違いはないんだけど、そうじゃなくて……」
 どう伝えたらいいのかわからず、シェリルは口ごもる。ギルバードは何もかもわかっているかのように微笑んだ。
「それは……嬉し涙って思っていいのか? 俺のものになれて嬉しいって」
 口にするのは、恥ずかしい。シェリルがまた口ごもると、ギルバードは苦笑する。
「残念だ。でも君のここは俺をとても熱く締めつけてくれてるから、そうだってわかるけどな」
 そんなつもりはまったくなかったから、シェリルは身じろぎしてしまう。
 熱く太い雄の感覚が蜜壺でいっぱいに感じられてしまい、シェリルは知らずに熱い吐息をついた。きゅん……っ、と素直に、ギルバードの肉茎を締めつける。
「……ふ……っ、ほら、また締まった……」
「そ、そんなこと、な……あ……?」
 圧迫感が、強くなる。ギルバードの肉茎が、また質量を増していた。
「……な……な、んで、また大きく……っ?」
「シェリルが欲しくてしかたないからだ」
 さも当然のように言い返されてしまうと、それ以上は何も言えなくなる。ギルバードがシェリルの腰を撫でた。
「すまない、シェリル。そろそろ、我慢できなく……なりそうだ」
 ギルバードの手が、まろやかな臀部を撫でてくる。官能的な撫で方にシェリルが身じろぎすると、ギルバードが軽く息を詰めた。
「ギ、ギルバード……?」
「ああ……悪い。めちゃくちゃに、してしまいそうだ……」
 どういう意味なのかを問おうとするより早く、ギルバードの腰が動いた。
「あっ!!」
 蜜壺の入口まで腰を引くと、すぐに今度は最奥を目指すように押し入ってくる。振り幅が大きい腰の動きは、張り詰めた雁首が濡れた肉壁を擦るものだ。
「……あ、ん……んん……っ」
 ひりつく痛みは確かにあるが、愛蜜が潤滑剤になって痛みを宥めてくれる。ギルバードの肉茎はシェリルの蜜壺の中で感じる部分を探すかのように、動いた。
「あ……あっ、あ……っ」
 ギルバードの律動に合わせて、喘ぎが零れてしまう。ギルバードがまた嬉しそうに笑った。
「声、甘くなってきた……気持ちいいか?」

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