書籍詳細
王太子からの甘美な求愛 〜贖罪は淫らなキスで〜
ISBNコード | 978-4-86457-212-5 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 651円(税込) |
発売日 | 2015/01/16 |
レーベル | ロイヤルキス |
発売 | ジュリアンパブリッシング |
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内容紹介
人物紹介
マリレーヌ・ローズモンド・デュボア
デュボンヌ伯爵家の令嬢。17歳。
薬草栽培のため庭園の手入れをしている。
レオポルド・ベランジェ・ディ・ヴィトランデ
ヴィトランデ王国のクールな王太子。19歳。
立ち読み
「違うの……私こんなんじゃ……ぁ」
レオが服の上から胸を弄り、先端の突起を指で弾いたり摘まんだりするので胸のしこりがますます固くなるのだ。自分でそうなりたくてなっているわけでもないのに、責めるような言い方をされ、マリレーヌは悔しい気持ちになる。
「もうやめ……やめて……」
これ以上触られたらどうなってしまうのか。自分の身体の反応が怖く、マリレーヌは懇願するのに、レオは放してくれない。
「いや、これは中途半端に煽った俺の責任だ。ちゃんと熱を解放してやる」
マリレーヌは長椅子の座面に背中から倒され、仰向けで寝かされた。レオは両手を使って、マリレーヌの胸を同時に弄ってくる。
「あ、あ……それ、やあっ」
しこりを強く押し込まれ、指先でひっかけるように弾かれるたび、喉から甘えたような声が漏れた。腰が座面から浮くほどにびくびくと跳ね、なぜだか脚のつけ根の奥が熱い。
(なに?)
そこが先ほどから熱く湿っているとマリレーヌは感じていた。それがどういうことかはわからないが、レオに知られてしまったならば、胸の変化と同じように責められるのだろうか。想像するだけでその場所はますます熱くなる。
「いやっ……ん……」
本気で抵抗したならば、逃れられるか。何度もそう言い渡されていたこともあり、マリレーヌはすがるように彼の肩を掴んでいた腕に力を込め、強く押そうとした。しかしそれを制止するように、レオが熱っぽい声を発する。
「動くな、そのままじっとしていろ。これは罰と思え」
「罰……?」
信じられない気持ちで視線を上げたマリレーヌの顔をしっかりと見つめ、レオは艶めいた表情で頷く。
「そうだ。お前が庭園で俺をひっぱたいた罰、淫らな身体で俺を惑わした罰だ。だから今は抵抗することは許さない」
「そんな! だって……っ、はんっ?」
細い首から胸もとへと唇を滑らせたレオが、執拗にいたぶった胸の先端の突起をドレスの布地の上から唇で挟みこむ。軽く歯をたてられ、ぱくりと咥えられ、マリレーヌは信じられない気持ちで大きく背中をしならせた。
「待って! 待っ……や、あっ」
口に含まれたのでないほうの胸が、ドレスから出されたことが肌でわかった。中庭で触られた時より激しく、レオの手がその膨らみを掴んでくる。強く握られ、捏ねるように揉まれ、どうしていいのかわからない。
「あっ、ああっ……はぁ」
どうしてこうなってしまったのか、マリレーヌの思考はまったく追いつかなかった。しかしこれが『罰』だと言い渡された以上、もう抵抗はできない。身体の奥深くに生まれた不思議な感覚に、ただ身を委ねるしかない。
「マリレーヌ……」
ドレスの上から胸の突起を口に含んでいたレオが、熱っぽく名前を呼んだ。思わずそちらに視線を向けた瞬間、ドレスの布地がレオの手によって引き下ろされ、ぷるんとまろび出た薄桃色の突起が、直に彼の口に咥えられる。
「ああ、だめぇ……!」
手で触られた以上に、それは淫らな行為だとわかっているのに、本気で抵抗することができない。それはレオに「罰だと思え」と言い渡されたからであるし、次々と与えられるこれまで知らなかったような身体の感覚に、すっかりマリレーヌが呑みこまれてしまっていたからでもある。
レオが薄い唇の間から赤い舌をのぞかせて、まるで仔猫がミルクを飲む時のようにぴちゃぴちゃと音をたてて胸の突起を舐めしゃぶる。その光景を見ているだけで全身が熱くなり、身体の奥深くでは、よくわからないどくどくという脈動が大きくなる。
「やめて……あっ、あんっ……や」
二つの胸の膨らみに交互に唇を寄せられ、白い肌も先端の突起も彼の唾液で濡れてしまうほどに舐めまわされた。いつの間にかレオの首のうしろに廻した両腕で、マリレーヌはすがるようにその頭を抱きしめてしまっている。
「も、もうしないで……やっ、ああっ」
長いドレスの裾を太腿のあたりまでたくし上げられ、上から圧し掛かってくるレオの身体を挟むように脚を開かされた。胸に刺激を受けるたび自然と浮き上がる腰が、彼の身体ともっと密着することを求めているかのようで恥ずかしい。
「いや、まだする。抵抗するな」
胸に唇を這わせたまま告げられる言葉がマリレーヌの身体も感情も昂ぶらせ、長い髪を揺すって懇願する。
「お願……もう、なんだか変なの……」
「変になればいい」
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