書籍詳細
国王陛下のひとめぼれ 〜偽りのプリンセス!?〜
ISBNコード | 978-4-86457-211-8 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 641円(税込) |
発売日 | 2015/03/24 |
レーベル | ロイヤルキス |
発売 | ジュリアンパブリッシング |
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内容紹介
人物紹介
リゼット・アーレンス
カルディアナ王国の公爵令嬢。
活発で元気な17歳。
カイル・グランツ・クライン
リシュタイン王国の第二王子。黒髪で漆黒の瞳の23歳。
ぶっきらぼうであるが、正義感がある。
立ち読み
「……はぁ、……胸が、……くるし、……の……」
うずうずと疼く場所が、いくつもあった。一つは胸の頂上に咲く、蕾。
「……どうしてほしい?」
「さわって、……ほしいの……真ん中が、……つらくて……たまらないの」
「わかった……今、コルセットを、ほどいてやる」
カイルは乱れた呼吸の合間にそう言い、リゼットのドレスをコルセットごと脱がせていく。
すると、まだ発展途上のあどけない胸が、カイルの目の前でふるりと露わになり、彼の大きな手のひらに捉えられた。
「ひゃ……ぁっ」
「熱いな……」
カイルはそう呟きながら、リゼットのまろやかな双乳を掬い上げるように手のひらに包み、触れられるのを待ちわびていた薄桃色の尖端を、こりこりと指の腹で擦った。
「……あ、っぅ……ん……」
指の腹で転がされ、第一関節の間で擦られると、びくんっと跳ね上がるように感じてしまう。さっきよりもずっと敏感になっているようだ。
「こうされるといいのか」
そう言い、カイルは親指と人差し指の間で挟んで、くにくにと左右に捻った。
「わからな……っ……あぁ……」
思わず仰け反ると、あらわになった首筋に舌をつーっと這わせられ、リゼットは熱いため息を吐く。
「……いやらしい身体だ。ニコラスに迫られたら、こんなふうに身体を開くつもりか。それとも……もう、差しだしたのか?」
「……あ、ぁ、っ……ちが、う……」
カイルはリゼットの胸をやさしく捏ねまわしながら、硬く隆起して蕾んだ赤い実をちゅっと丁寧に吸いあげた。その刹那、ビクビクンっと下肢が引き攣る。
「あ、ん、……しちゃ、……やっ……」
熱く濡れた粘膜が張りつき、さっき以上に甘美な快感をくれる。やさしく吸われるたび、泣きだしたくなるような切ない快感に、喉の奥が窄まり、声すら出なくなりそうだった。
苦しいほど張りつめた疼きは、おさまっていくどころか、次々に溢れ出して止まらない。
カイルは何度も何度もそこを執拗に唇で挟み、濡れた舌で転がしてくる。みるみるうちに彼の唾液に塗れて、艶やかに赤くぷつりと膨れあがっていくのが見えた。
「はぁ、……ぅ、……あぁ、……」
さっき以上に硬く張りつめた快感に見舞われ、リゼットはたまらずカイルの手を握った。
「……どんどん硬くなっていく。ここが疼いてたまらないのだろう?」
彼の低い声が耳を弄し、熱い吐息が肌を濡らすだけで、感じてしまう。
「……ん、……や、っ、……」
「あどけない顔をしているくせに、おまえは……そうして男を誘惑する」
言いながら、カイルは執拗に胸の尖端に吸いつき、硬くなった蕾に丹念に舌を這わせた。
乳輪ごとねっとりと舐られ、さらに絶妙な感覚で甘噛みされて、小刻みにびくびくと腰が震え、泣きたくなるほどの愉悦が込み上げてくるのを感じる。
「あ……んっ……ぅ、……だめ、……っ」
「おまえが、触ってほしいと言ったのだろう」
「……でも、こんな……こと、知らなっ……」
両手を伸ばして必死に訴える。
暴れるリゼットの華奢な手首を押さえつけ、その代わりにカイルは唇での愛撫を弱めた。舌先でじっとりと時間をかけて輪郭をなぞり、熱く濡れた唾液を塗り込むように広げる。それがかえって焦らされているようにも感じられ、びくびくと身体がはねるのを止められない。
「……はぁ、……ぁ、……」
ぼうっとする視界にカイルがリゼットの乳房にくちづける様子が飛び込んでくる。あどけない乳房が男の手にやさしく揉みしだかれ、硬くしこった中心の蕾が彼の唇に含まれる。それから、舌先で淫らに転がされる様子が。
「あ、ぁっ……そんな、……したら、……だめ、……ですっ……」
まさか彼にこんなことをされているなんて信じられなかった。
まるで果実やキャンディーを舐めるみたいに、赤々と濡れた乳首に執着し、赤子のように吸いつく彼をなぜか愛おしいとまで感じてしまい、リゼットは体験したことのない感情に戸惑う。
—と、カイルの長い指先が下穿きの中にするりと伸びていき、ぐっしょりと濡れてしまった花唇をくちゅりと割り開いた。
「あ、あっ……だめ、……んっ……、……さわっちゃ、っ……」
さっきからずっと疼いてたまらない場所だ。指先ひとつ乗せられただけで、つま先から頭のてっぺんまで激しい愉悦が駆け上がってしまう。その先どうなるのかわからない怖さで身体が震える。
「大丈夫だ。暴れるなよ。今、楽にしてやる」
カイルはリゼットのみぞおちから臍へと舌を這わせ、力の入りきらなくなった膝を開かせた。彼がおさまろうとしている場所を見て、リゼットは驚く。先ほど彼が指で触れた、濡れそぼった秘所に直接くちづけようとしているのだ。
「そんな、ところ……やぁ、……っ……」
内腿をぎゅうっと閉じて、腰を揺さぶるが、カイルの力強い手が許さない。あっけなく大きく割り広げられてしまい、彼はそこへ顔をすっかりと埋めてしまった。ついには、ぬるついた彼の熱い舌が、リゼットの秘めた唇をねっとりと責めてくる。
「あ、ぁ、っ……」
まさかそんなところまで舐めるなんて信じられなかった。普段は排泄するところなのに、そうまでしてもらわなくては解毒できないのかと思ったら、自分の不甲斐なさに涙がぽろぽろ零れてきてしまう。
「きたな、……」
「ああ、まだ知るはずがないか。……きたなくなどない。甘い蜜の匂いがする。男はいとしい女のここを愛するものだ……したことがない……というのは嘘ではないようだな」
じゅぷっと舌を隘路に捻じ込まれ、ひっと臀部がすぼまる。しかしカイルの手が腰をしっかりと支えて放してくれない。唇が吸いつくように秘部を覆い、ひくひくと戦慄く花芯を舌先で転がしてくる。
「ふ、……ぁっぅ……ん」
カイルの口からそんな言葉が出てくることも信じられなかった。傲岸不遜といった態度ばかりとっているカイルが、こんなに丁寧に触れてくることも、なにもかも。
けれど、集まってくる繊細な快感が、現実だと突きつけてくる。とめどなく込み上げてくる疼きの在り処を、彼は探り当て……小さく張りつめた花芽を弾き、やさしく舐った。それは今までで一番つよい快感だった。
「あっ……ぁっ……そこ、だめ……っ……」
腰を揺らして抗うが、彼は赦してくれない。
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