書籍詳細
王太子殿下の溺愛エスコート 〜恋初めし伯爵令嬢〜
ISBNコード | 978-4-86457-229-3 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 631円(税込) |
発売日 | 2015/05/15 |
レーベル | ロイヤルキス |
発売 | ジュリアンパブリッシング |
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内容紹介
人物紹介
アイリ・ハルヴァート
明るく前向きな性格の伯爵令嬢。16歳。
祖父から伯爵を継ぐ為、婿をさがしている。
クラウス・エスペラント
エスペラント王国の王太子殿下。22歳。
麗しい容姿と地位から、注目の的となっている。
立ち読み
「で、殿下っ……んっ……」
「恥ずかしがらずともいい。全て、私に見せろ」
クラウスは掠れた声でそう告げると、薄いスリップまでも強引に剥ぎ取ってしまった。
ついに、アイリを守るのは小さな白いショーツのみとなり、こぼれでた胸の膨らみは肌着に代わってクラウスの手が包み込む。
男らしく骨張った大きな掌に、下から持ち上げるようにして両の胸を触れられ、アイリは一気に耳まで真っ赤になった。
「やっ! いや、でんかっ……ひっ!」
「私に全てを委ねろと言っただろう。否は聞かん」
赤く染まったアイリの耳たぶを甘噛みしつつ、クラウスがそう低く囁く。
その間にも彼の両の掌は、青い果実のように未熟なアイリの乳房を解きほぐそうとする。
さらには親指の腹で刺激されて、先端の色づきがたちまち尖った。
「はあっ……ん、ふっ……」
アイリの胸は早鐘を撞くように高鳴り、クラウスに触れられた部分から全身へと熱が広がっていく。瞳は熱に浮かされたように潤み、息も自然と荒くなった。
そんなアイリの姿は、クラウスの目には実に扇情的に映る。
顔つきや体つきはまだまだあどけなさを残しているというのに、彼の身体の下で少女は確かに女の色香を纏っていた。
それに煽られるようにして、クラウスは両手で鷲掴みにしていた乳房へと齧り付く。
片方の先端を口に含んで舌を絡ませ、もう片方は親指と人差し指で挟んで扱いた。
「ふ、あっ!? 殿下、そんなっ……!!」
乳を吸うのは赤子ばかりと思っていたアイリは、クラウスの行為に面食らう。しかし、先端をねっとりと舐めながら視線を上げた彼と目があって、たちまち顔から火を噴いた。
そうこうしている内に、アイリは自分の下腹部に違和感を覚え、無意識に両の腿を擦り合せた。クラウスの舌に肌を舐られる度に、彼の指に乳房の先端をいじめられる度に、胎の奥から何かが溢れてくるように感じる。
それが何なのかが分からず戸惑うアイリに、クラウスは愛撫を施しつつ目を細めた。
やがて、左右の胸をたっぷりと味わった彼の唇が、アイリの唇へと戻ってきた。
すっかり息が上がって半開きになっていたそれを再び塞がれ、蕩けた舌を絡められる。
クラウスは、左の腕でアイリを抱きかかえるようにして口付けを深めつつ、右手では彼女の腰を撫でる。
右手はアイリの小さなヘソをくすぐってから、ショーツの中へと忍び込もうとした。
「——んんっ……!」
驚いたアイリはとっさに手足をばたつかせたが、大した抵抗にもならぬままクラウスに押さえ込まれる。彼の右手はついにショーツの中へと侵入し、そこに隠されていた無垢なスリットの間に割り込んだ。
「……っ、や、やああっ……!」
初めてのキスをした際にも、クラウスはアイリのそこに触れた。
しかしショーツの上からだったあの時とは違い、直に触れた指はぬるぬるといやらしく滑る。クラウスがにやりとした笑みを浮かべた。
「アイリ、分かるか? 濡れている」
「ぬれ、て……?」
「お前のここ、とろとろだ。ほら——指だってすぐに入る」
「——っ!?」
いきなり身体の中の入ってきたクラウスの指に、アイリの身体がびくりと跳ね上がる。
アイリは初めて味わう異物感に怯え、ふるふると震えながら彼のシャツを握り締めた。
「殿下、やっ……いた、痛いっ、です……っ」
「そうか」
アイリが涙声で訴えると、クラウスはあっさりと彼女の中から指を引き抜いた。
かと思ったら、その上で小さく立ち上がっていた粒を、指の腹で捏ね始める。
「ふあっ!? ……んっ、あ……」
蜜に塗れたクラウスの指先はぬるぬると滑り、アイリの繊細な粒を摩擦で傷付けることもない。くちゅくちゅと淫靡な音が上がり、それはダイレクトな刺激と相俟ってアイリをひどく翻弄した。
「アイリ、ここに自分で触れたことは……?」
合間にそう問われたが、アイリには意味が分からなかった。
そもそも、クラウスがなぜ執拗に自分の足の間をいじめるのか、それがなぜ自分をおかしな気分にさせるのかも分からない。アイリが不安げな顔をして首を横に振ると、クラウスはまたもやにやりと唇の端をつり上げた。
「何もかも初めてとは……男冥利に尽きるな。たっぷりと、よい思いをさせてやろう」
そんな言葉を耳元に残し、クラウスの頭が下の方へと移動を始めた。
ちゅっ、ちゅっ、と音を立てて肌を吸いながら、彼の唇がなだらかな腹の上を滑っていく。
アイリはそれがくすぐったくて、ピクピクと小さく反応する。
「きゃっ……」
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