書籍詳細
皇太子さまと蜜愛花嫁 〜無垢なレディのマリアージュ〜
ISBNコード | 978-4-86457-223-1 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 641円(税込) |
発売日 | 2015/07/16 |
レーベル | ロイヤルキス |
発売 | ジュリアンパブリッシング |
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内容紹介
人物紹介
フランシーヌ
リュクレース王国の王女。22歳。
弟を守るためサイラスと政略結婚する。
サイラス
アップルトン王国の皇太子。30歳。
金髪碧眼で『悪魔のように美しい』と評判。
立ち読み
「あ……あの、サイラス、殿下……脱げて、しまいます」
「脱がさなければ、夫婦の契りは交わせないだろう?」
耳のすぐ後ろでささやかれ、フランシーヌはゾクッとした。
「では、灯りを……消してください……お願い、いたします」
今度はフフッと笑い声が聞こえてきた。
「残念だが、私は明るい中で楽しむ主義だ。そのほうが、女の啼き顔がよーく見えるんでね」
彼はどうあっても灯りを消す気はないらしい。そしてその返事とともに、サイラスはふたつ目のリボンをほどいた。
片方の内股を冷たい風が撫でていく。
直後、同じ場所をサイラスの掌に撫でられ、火傷しそうなほど熱く感じた。
そして、とうとう三つ目のリボンもほどかれてしまい……。
「あっ……いや、いやです。見ないでください!」
「いいだろう。では、見ないでおこう」
サイラスの返事に安堵より不安を感じる。
その予感は当たった。彼はフランシーヌの秘所を見ようとはしなかったが、その代わり、大事な部分に指を押し込んできたのだ。
「ま、待って、触るのも……」
「おいおい、触らずにいきなり私のモノを押し込め、と? 荒々しいのは嫌いじゃないが、それではお互いに楽しめないだろう?」
彼の言葉の意味をじっくり考える余裕はなかった。
臀部の谷間をなぞり、指先が奥に潜り込んでいく。夫婦のことについてはいろいろな想像をしていた。だが、実際に触られるとなると……。
羞恥心と好奇心がない交ぜになった不思議な感情が、フランシーヌの胸に広がっていく。それは、とても想像の範疇にはなかった。
サイラスの指先が彼女の割れ目をたどりながら、蜜口を探り当てる。
「はぁうっ……や、やぁ……そこは……」
反射的に太ももを閉じかけたが、一瞬早く、彼の膝が両脚に割り込んだ。脚を閉じたくても閉じられなくなり、彼の膝の幅だけ、股が開いた格好になる。
次の瞬間、蜜壺に指がツルンと滑り込んだ。
「あうっ!!」
クチュッと小さな音が聞こえた。すると、彼の指の動きに合わせて、フランシーヌの躰はさらにクチュクチュと音を立て始める。
「ああ、なるほど、胸を揉まれて感じてたわけだ。たしかに、これなら一気に押し込んでも大丈夫だったかもしれないな」
彼女を貶めるような言葉とは裏腹に、サイラスの指はとても優しい動きをしていた。
ゆるり、ゆるりと膣口を掻き混ぜ、フランシーヌの躰をほぐしていく。一度は落ちつきかけた官能の波が、ふたたび大きく打ち寄せ始めた。
それは、胸に触れられたときとは比べものにならない快感だ。
(こんなふうに……気持ちよくなるなんて、ウラリーも……他の侍女たちも教えてくれなかったわ。サイラス殿下に、任せておけばいいって……それは、こういう意味だったの?)
フランシーヌが十八歳になったころから、時折、夫婦の閨でのことを教わった。
誰もが口にしていたのは『ベッドの上では何があっても我慢しなければなりません』ということ。しかしこういった種類の我慢だとは、誰も教えてはくれなかった。
彼女は力いっぱいリネンを握りしめる。
指は第一関節まで入っているだろうか。軽く曲げて内側をこする。蜜壁を引っ掻くように愛撫され……ふいに小水が漏れてしまうような感覚に包まれた。
サイラスの指から繰り出される悦びに、我慢できずに堕ちてしまいそうだ。
「うっ……くっ……サ、イラス、殿下……もう、お許し、くださ……い」
これ以上刺激を与えて欲しくなかった。
だが、サイラスには伝わらなかったらしい。
「なんだ、膣内だけじゃ足りないのか? ずいぶん、淫らに開発されたものだな。仕方ない、こっちも触ってやろう」
「え? あ……あぁっ……や、いや、あっんっ……んんっ!」
蜜に濡れた指が栗色の茂みをかき分け、女淫へと吸い込まれていった。
花びらを緩々と撫で、奥に潜んだ花芯を引っ張り出そうとする。直接触られ、淫芽は瞬く間に硬く尖った。熱い指で抓まれ、敏感な部分に強い刺激を受ける。
「そこ……そこは、ダメです。ダメなのです。もう、我慢でき……な、い」
とても耐えきれず、フランシーヌの肢体はピクピクと痙攣した。
蜜穴がきゅうっと締まり、同時に、じわじわと熱い液体が流れ出てくるのがわかる。彼女の蜜窟から溢れ出た液体は、疑いようもなくサイラスの手を濡らしていた。
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