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皇太子さまと蜜愛花嫁 〜無垢なレディのマリアージュ〜

御堂志生 / 著
辰巳 仁 / イラスト
ISBNコード 978-4-86457-223-1
サイズ 文庫
定価 641円(税込)
発売日 2015/07/16
レーベル ロイヤルキス
発売 ジュリアンパブリッシング

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内容紹介

私の未来は全部おまえにやる。
リュクレース王国の王女フランシーヌは、10歳でアップルトン王国の麗しき皇太子サイラスと婚約した。それから12年、悪魔のように美しいサイラスから受けた冷たい眼差しを忘れられないままフランシーヌは、国の再建のため彼に嫁ぐことに。しかし、輿入れの道中何者かに襲われ逃げるも、結婚から逃げたのだと誤解される。怒りと独占欲を剥き出しにしたサイラスに巧みな愛撫で翻弄され、フランシーヌの身体は初めての快楽に悦び震えてしまい——!! 一途に想う恋が煌めくラブロマンス?

人物紹介

フランシーヌ

リュクレース王国の王女。22歳。
弟を守るためサイラスと政略結婚する。

サイラス

アップルトン王国の皇太子。30歳。
金髪碧眼で『悪魔のように美しい』と評判。

立ち読み

「あ……あの、サイラス、殿下……脱げて、しまいます」
「脱がさなければ、夫婦の契りは交わせないだろう?」
 耳のすぐ後ろでささやかれ、フランシーヌはゾクッとした。
「では、灯りを……消してください……お願い、いたします」
 今度はフフッと笑い声が聞こえてきた。
「残念だが、私は明るい中で楽しむ主義だ。そのほうが、女の啼き顔がよーく見えるんでね」
 彼はどうあっても灯りを消す気はないらしい。そしてその返事とともに、サイラスはふたつ目のリボンをほどいた。
 片方の内股を冷たい風が撫でていく。
 直後、同じ場所をサイラスの掌に撫でられ、火傷しそうなほど熱く感じた。
 そして、とうとう三つ目のリボンもほどかれてしまい……。
「あっ……いや、いやです。見ないでください!」
「いいだろう。では、見ないでおこう」
 サイラスの返事に安堵より不安を感じる。
 その予感は当たった。彼はフランシーヌの秘所を見ようとはしなかったが、その代わり、大事な部分に指を押し込んできたのだ。
「ま、待って、触るのも……」
「おいおい、触らずにいきなり私のモノを押し込め、と? 荒々しいのは嫌いじゃないが、それではお互いに楽しめないだろう?」
 彼の言葉の意味をじっくり考える余裕はなかった。
 臀部の谷間をなぞり、指先が奥に潜り込んでいく。夫婦のことについてはいろいろな想像をしていた。だが、実際に触られるとなると……。
 羞恥心と好奇心がない交ぜになった不思議な感情が、フランシーヌの胸に広がっていく。それは、とても想像の範疇にはなかった。
 サイラスの指先が彼女の割れ目をたどりながら、蜜口を探り当てる。
「はぁうっ……や、やぁ……そこは……」
 反射的に太ももを閉じかけたが、一瞬早く、彼の膝が両脚に割り込んだ。脚を閉じたくても閉じられなくなり、彼の膝の幅だけ、股が開いた格好になる。
 次の瞬間、蜜壺に指がツルンと滑り込んだ。
「あうっ!!」
 クチュッと小さな音が聞こえた。すると、彼の指の動きに合わせて、フランシーヌの躰はさらにクチュクチュと音を立て始める。
「ああ、なるほど、胸を揉まれて感じてたわけだ。たしかに、これなら一気に押し込んでも大丈夫だったかもしれないな」
 彼女を貶めるような言葉とは裏腹に、サイラスの指はとても優しい動きをしていた。
 ゆるり、ゆるりと膣口を掻き混ぜ、フランシーヌの躰をほぐしていく。一度は落ちつきかけた官能の波が、ふたたび大きく打ち寄せ始めた。
 それは、胸に触れられたときとは比べものにならない快感だ。
(こんなふうに……気持ちよくなるなんて、ウラリーも……他の侍女たちも教えてくれなかったわ。サイラス殿下に、任せておけばいいって……それは、こういう意味だったの?)
 フランシーヌが十八歳になったころから、時折、夫婦の閨でのことを教わった。
 誰もが口にしていたのは『ベッドの上では何があっても我慢しなければなりません』ということ。しかしこういった種類の我慢だとは、誰も教えてはくれなかった。
 彼女は力いっぱいリネンを握りしめる。
 指は第一関節まで入っているだろうか。軽く曲げて内側をこする。蜜壁を引っ掻くように愛撫され……ふいに小水が漏れてしまうような感覚に包まれた。
 サイラスの指から繰り出される悦びに、我慢できずに堕ちてしまいそうだ。
「うっ……くっ……サ、イラス、殿下……もう、お許し、くださ……い」
 これ以上刺激を与えて欲しくなかった。
 だが、サイラスには伝わらなかったらしい。
「なんだ、膣内だけじゃ足りないのか? ずいぶん、淫らに開発されたものだな。仕方ない、こっちも触ってやろう」
「え? あ……あぁっ……や、いや、あっんっ……んんっ!」
 蜜に濡れた指が栗色の茂みをかき分け、女淫へと吸い込まれていった。
 花びらを緩々と撫で、奥に潜んだ花芯を引っ張り出そうとする。直接触られ、淫芽は瞬く間に硬く尖った。熱い指で抓まれ、敏感な部分に強い刺激を受ける。
「そこ……そこは、ダメです。ダメなのです。もう、我慢でき……な、い」
 とても耐えきれず、フランシーヌの肢体はピクピクと痙攣した。
 蜜穴がきゅうっと締まり、同時に、じわじわと熱い液体が流れ出てくるのがわかる。彼女の蜜窟から溢れ出た液体は、疑いようもなくサイラスの手を濡らしていた。

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