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偽の婚約者を依頼された令嬢は、公爵の溺愛に気づかない

火崎勇 / 著
天路ゆうつづ / イラスト
定価 1,320円(税込)
発売日 2025/04/25

内容紹介

与えられる刺激の、すべてが甘い…
舞踏会で出会ったアードラ公爵令息から、「従兄妹である王女との面会のため、偽の婚約者になって助けて欲しい」と頼まれた貧乏男爵家の令嬢ヴィオレ。最初はただの契約で、お役に立てるならと引き受けたものの、彼の冷徹な噂とは裏腹の、優しさと甘い微笑みが次第に心を揺さぶる。なぜか王女からも信頼を得て充実した日々を過ごし、アードラ公爵令息からも本当に愛されているのでは、と誤解しそうになるヴィオレ。しかし突然、仮初めの婚約は終わりを告げられて!? 覆い被さるように押し倒され、ヴィオレの純潔を散らされる――。クールな公爵令息と貧乏男爵家令嬢の溺愛ラブ!

立ち読み

「メイベルおば様、お誕生日おめでとうございます」
 私が挨拶すると、母の叔母であるクレセント伯爵夫人は険しい顔を解いてにっこりと微笑んで私を抱き締めてくれた。
「ありがとう、ヴィオレ。嬉しいわ」
 メイベルおば様は、お母様の叔母様で、私にとっては大叔母様。
 そして彼女は先代の王妃様の教育係を務めたこともある厳格な方でもある。
「けれどあなたはまだ社交界デビュー前なのだから、パーティに長居をしてはいけませんよ」
 ほら、やっぱり言われてしまった。
 せっかくデビュー前に大きなパーティに出席できると喜んでいたのに、どうやら早々に退出しなければいけないらしい。
「ダンスを見てからではだめ?」
「少しならばいいけれど、あなたがダンスをしてはいけません。デビュー前に殿方の手を取るなんて、はしたないことよ?」
 わかるわね、という顔で微笑まれては頷(うなず)くしかない。
「パーティが終わるまで、お部屋でおとなしくなさい。お父様達がお迎えに来るまで、ふらふらしてはいけませんよ」
「はい。お庭を通って戻ってもいいですか? 先程薔薇(ばら)が綺麗に咲いたとおっしゃっていたので拝見したいのですが」
「それくらいならばいいでしょう。でもあまりうろうろしてはいけませんよ。お部屋にはあなたの好きなお菓子を運ばせますから」
「まあ、おば様、ありがとうございます」
 もう一度おば様に抱き着いてから、私は完璧なカーテシーをして見せた。
 子供の頃からメイベルおば様に厳しく躾(しつ)けられていたので礼儀作法は完璧なつもり。
 おば様も私を見て満足そうに頷いた。
「どこに出しても恥ずかしくない出来ね。社交界にデビューしたら、また私のパーティにいらっしゃい。その時にはよいダンスのパートナーを紹介してあげます」
「楽しみにしておきます」
 おば様の側を離れて壁際に移ると、暫(しばら)く美しく着飾った人々がダンスを楽しんでいるのを眺める。
 けれど一人で立っている女性に気づいた殿方がチラチラとこちらを窺ってきたので、慌てて庭へ出るバルコニーへ向かった。
「残念だわ……」
 我が家は貧乏男爵家で、こんな素敵なパーティを開くことなどない。
 実質、これが生まれて初めて参加する大きなパーティだった。
 だから、お父様達と一緒にご挨拶に行けると聞いて大喜びしたのだ。
 ドレスもお母様のものをお直ししてもらって、お化粧もしたし髪も少し大人っぽくしてもらった。
 なのに最初の乾杯とおば様へのご挨拶だけで退席とは。
 見ると、お父様とお母様はご友人達とお話をしていた。もう私のことなど頭の中から消えているみたい。
 華やかな会場を出てバルコニーから庭へ下りると、夜風が気持ちよかった。
 うん、気持ちを切り替えよう。
 素敵な夜の庭を独り占めできるのは悪いものじゃないわ。夜に浮かぶ薄いピンクの薔薇はとても美しいじゃない。
 ただ、漏れ聞こえる音楽を聞くと、やっぱり少しだけ寂しくなる。
「ダンス、踊りたかったな」
 私は音楽に合わせてステップを踏んでみた。
 一生懸命練習したのよ。
 右足からゆっくりと前に出て、ターンの時にはスカートの裾(すそ)を摘(つま)んで。ほら、ちゃんと踊れるわ。
 来年社交界にデビューするために、特訓中だもの。
 デビューの時には王城で王様にお言葉をいただくの。
 きっとお城でのパーティなんて一生に一度。何せ我が家は貧乏男爵家ですもの。高位貴族の方々はパーティの度に新しいドレスを仕立てるらしいけれど、そんなのは無理。
 お母様だって、今年は一枚もドレスを仕立てなかった。
 我が家は法(ほう)衣(ふく)貴族で領地を持たない。お父様はお城でお仕事をしているから、生活が苦しいというほどではないけれど、裕福ではない。
 でもお兄様はお仕事で認められて出世しているし、きっといつかは我が家でもパーティが開けるようになるかも。
 そんなことを考えていると、突然拍手の音が聞こえた。
「素敵な薔薇の精だね」
 突然の男の人の声に、私は驚いて振り向いた。
 そこに立っていたのは、まるで絵物語から抜け出たように美しい、背の高い、金髪巻き毛の男性だった。
「君も遅れてしまったのかい?」
 思わず見とれていたのを、私が戸惑っていると思ったのか、彼は少し離れたところで足を止めた。
 無闇に近づいてこないなんて、紳士なのだわ。
「いいえ、今出てきたところです」
「出てきた?」
「ええ。『君も』ということはあなたは遅れていらしたのね」
 指摘すると、彼はそれを認めた。
「クレセント夫人は時間に厳しいからどうしようかと思っていたんだ。可愛いお嬢さんが一緒なら怒られないかと思ったんだが……」
 可愛いと言われてちょっと嬉しくなってしまう。
「私、可愛いですか?」
「え? ああ、もちろん。美しい黒髪に月明かりで輝く翠の瞳、とても可愛らしいよ。ドレスも素敵だ」
「お母様に譲っていただいたドレスなんです」
「それは……」
「とても素敵で、譲っていただけると知った時は踊りだしたいくらい嬉しかったんです」
「お下がりなのに嬉しいのかい? 嫌じゃなかった?」
「全然。ずっと憧れてたんですもの。お母様がお召しになる度、うっとり眺めていたわ」
 私はドレスのスカートにある刺繍を広げて見せた。
「我が家はあまり裕福ではないから新しいドレスなんて望めないの。けれど本当は唐草だけだったのにお母様が私のために花の刺繍を足してくださったわ。だからこれは私だけのドレスよ」
 笑われてしまうかしらと心配したけれど、彼はにっこりと微笑んでくれた。
「とても綺麗だよ。君はお母様が好きなのだね?」
「ええ。素晴らしい母です」
「それで、そんな素敵なドレスに身を包んでいるのに、どうしてこんなところで一人でダンスを? パートナーは?」
 まだデビューしていないのにパーティに参加していることを咎(とが)められるかしら? それだとおば様にご迷惑が掛かるわね。
 取り敢えず当たり障りのない事実だけを口にしよう。
「パートナーはいないの。両親と来たのだけれど、両親は自分達の社交で忙しいし、クレセント夫人にお部屋へ戻るように言われて」
「それなら、ここでよければ私と踊るかい?」
「え?」
 彼は離れた場所から手を差し出した。
 今、何と言ったの?
 彼が私と踊ってくれる?
「踊ってみたいけれど……、私、あまりダンスが上手くないのよ?」
「私はまあまあ上手い方なので、リードしてあげよう」
「本当に? からかってません?」
「からかったりしないよ。もちろん、嫌ならこのままお別れするが」
 どうしよう。
 せっかく綺麗なドレスでパーティに来たのだから踊りたいとは思っていた。
 けれど、お父様もお兄様も仕事だし、殿方と踊ってはいけませんとおば様にクギを刺されていたし……。
 目の前に、素敵な王子様がいて、その人は紳士で、誰も見ていなくて、微かだけれど音楽も聞こえている。
 こんなチャンスは二度とないだろう。
「ああ、ちょうどワルツだ。これならば上手く踊れるのでは?」
 その一言に、背中を押された。
「はい。ワルツなら踊れます!」
 我慢できなくて、私は彼の手を取ってしまった。
 少し広くなっている東(あずま)屋(や)の前へ移動し、引き寄せられる。
 緊張して身体を強ばらせると、説明するように彼が言った。
「ダンスをするには身体を寄せ合わなければならないけれど、慣れていないのなら少し離れようか?」
「慣れていないというか……、初めてなんです。家族や教師以外の人と踊るのは」
「それは光栄な」
 彼はからかったりせず、微笑んだまま踊り始めた。
 音楽は喋っていると聞き逃しそうなほど小さかったのに正確にステップを踏んでくれるから、ダンスの教師より踊りやすい。
 足元が悪いので私が少しふらついてしまっても、しっかりとホールドした手が支えてくれて、ドレスの裾が綺麗に翻るようなターンも入れてくれた。
 ちょっと足を踏んでしまったけれど、何も言われなかった。
 まるで夢のようだわ。
 こんなに素敵な人と初めてのダンスを踊れるなんて。
 お庭だけど、夜の闇に浮かぶ薔薇のお陰で、まるで妖精の国で踊ってるかのよう。
「本当は異性と二曲続けて踊るのはいけないのだけれど、誰も見ていないのならいいね?」
「いけないのですか?」
「婚約者や家族など、特に親しい相手でないとマナー違反なのだよ。知らなかった?」
「……言われたような気がします」
 それは嘘。知らなかったわ。
 まだ教えなくてもいいと思われていたのだろう。
「これには他意はないと理解してくれるね?」
「ええ。私を楽しませてくれるだけですわよね」
 頷くと、また彼は笑った。
「では、今だけ」
 そうして私達はもう一曲ワルツを踊った。
「踊ってくれたお礼に、クレセント夫人に怒られない方法をお教えしますわ」
「そんなのがあるのかい?」
「夫人はアップルパイが好きなの。だからご挨拶する時にパイを持っていくといいわ。きっと皆さんからのご挨拶でご自分では取りに行けないだろうから」
「夫人がアップルパイを好き?」
「ええ。子供の頃のメイドがよく焼いてくれたから大好物だと聞いたわ」
 だから、私の部屋に用意してあるのもきっとアップルパイね。
「君は私が誰だか知っている?」
「ごめんなさい、知らないわ。でもとても素敵な王子様ね」
「王子ではないよ」
 笑われてしまった。
「今この時だけ、私の王子様だわ。あなたはとても素敵だからきっとお姉様達におモテになるでしょう。パーティ会場で出会っていたら近づくこともできなかったでしょうね。お庭で会えたのは幸運だわ」
 彼がじっと私を見下ろした。
 ああ、この方の瞳はとても深い青なのね。星明かりが時々反射して、サファイアみたい。
「君は媚(こ)びたりしないのだね」
「媚びる?」
「いや、何でもない。もし私が本当に王子様だったらどうする?」
「親しげな口を利いてしまった不敬を許していただかなくては」
「王妃になりたいと言わないの?」
「私が? 無理よ。それに陛下にはとても美しい王妃様がいらっしゃると知っているもの。我が家にも絵姿があるわ」
「君は地位に興味がないのかい?」
「特には」
「でも王妃になれば贅沢ができるよ?」
「地位の高い方にはその分苦しい責務があると知っているわ。王妃様や王女様は、人々に囲まれてそれは苦労なさっているでしょうね」
「では、高位貴族の奥方は?」
「今の私ではそれも無理そう。でもお相手をとても好きだったら、努力するわ」
「どんな努力? 貴夫人として恥ずかしくないように?」
「お相手の方が幸せになるように、ね」
「君はとても愛情深い女性なのだな」
「あら、普通のことでしょう? 結婚するなら、二人が一緒に幸せになる努力をするべきですもの」
 また褒められて少し照れながらも答えた。
「二人で暮らすのだもの、お互いが幸せだと楽しいでしょう?」
「そうだね」
 同意するように微笑んでくれた彼の顔が、また破壊的に美しかった。
 ふわふわして、これが本当に現実なのかわからなくなってくる。だって私ごときがこんな王子様と妖精の国でダンスするなんて、あり得ないもの。
 いいわ、夢なら夢で楽しまなくちゃ。
 お互い笑いながらダンスを続け、曲の終わりには彼が深く頭を下げて礼をしてくれたので、こちらもスカートを摘んで頭を下げた。
「ああ、楽しかった。ありがとうございます」
「ねえ、君……」
 その時、遠く教会の鐘が聞こえた。
「いけない。もうそろそろ戻らないと」
 そのまま戻ると言ったのに、二曲も踊ってしまった。
 きっとおば様は私が戻ると召し使いに伝えておいただろう。あまり戻らないと後で怒られてしまうわ。
「広間へ戻るのなら私がエスコートを……」
「いいえ。違う場所に戻るんです。今夜は本当にありがとうございました。お陰で素晴らしい夜になりました」
「え? ああ。だから……」
「本当に、ありがとうございました。夢の王子様。これで失礼いたします」
 重ねてお礼を言いながら、私は彼に背を向けた。
「私は王子ではないよ。私は……」
 彼の言葉に振り向いて深々と頭を下げ、私は母(おも)屋(や)の方へと速足で向かった。
「また会おう、白薔薇のお姫様!」
 背後から掛けられた言葉に、益々現実感が薄れた。
 私がお姫様だなんて、お世辞の上手い方。
 けれど私のそのふわふわとした気持ちはすぐに現実へ引き戻された。
 戻るのが遅い私を心配した伯爵家のメイドに見つかったからだ。
「お嬢様、なかなか戻られないからお庭で迷子になったのかと心配しておりましたのよ」
「ごめんなさい。薔薇に夢中で……」
「何事もなくてようございました。さ、母屋へ戻りましょう。ケーキの用意もしてございますよ」
「ええ」
 私は後ろを振り向いた。
 もうここからでは東屋は見えないのに。
「素敵な夢を見ていたわ」
「社交界にデビューなさったら、いつでも夢の中でございますよ」
 パーティのことを言ってると思ったのか、メイドはそう言ってくれた。
 でももうこんな極上な夢は見られないわ。誰かとダンスを踊れても、あんなに素敵な王子様ではないと思うもの。
 けれど私は何も言わなかった。
 庭で殿方と二人きりで過ごしたことが、ほんの少し後ろめたかったから。
「お父様はきっと遅くまで付き合わされるのでしょうね」
「あまりお顔を見せてくださらないので、大奥様も待ち望んでらっしゃいましたから」
「お小言をいっぱい言われていそう。『理由がないと顔を見せに来ないなんて、礼儀が欠けているのではなくて?』って」
 私とメイドはその様を想像して笑った。
「お寂しいのですよ。旦那様方は領地にお戻りですから」
 そこから離れるにつれて音楽も遠く消えてゆく。
 けれど素敵な彼と踊った思い出は、しっかりと胸に刻み込まれた。
 本当に素敵な時間だったと。
 忘れられない夢だった、と。



 経済状態がよくないので何かの足しになればと、我が家では庭の端に菜園を作っていた。
 お客様が見ることのない屋敷の裏手側だ。
 さして広くはないけれど、使用人や自分達の食事に提供できる程度には収穫があるし、お母様の趣味でもある。
 そして私も、植物の実りを楽しんでいた。
 普通は役職に就いている以外に領地からの収入もあるのに、我が家は領地がないからお父様の役人としてのお給料だけが収入と言っていい。
 他のお役人の人はご自分で商売をしたりしてお金を稼いでいるそうだけれど、お父様は国の財政にかかわっているので不正を疑われたくないと商売もしない。
 重職だからそれなりのお給料は貰っているのだけれど、重職故の出費も大きい。
 内密な話をするため、時に王族の方も訪れるので立派なお屋敷を設えておかなければならず、急な仕事でも自由に出掛けられるようにと自前の馬車も持っている。
 これは見栄ではなく必要経費なのだとお母様が言っていた。
 あまり貧乏臭いと、お金を使い込むのではないかと疑われるとか何とか。
 けれど自由になるお金はあまりないので、生活は質実剛健、質素倹約だ。
 装飾品などは買い求めず、ドレスもお母様が手直しして同じ物をずっと着ている。でもお母様はセンスがいいので、刺繍やレースなどでとてもお直しには見えない。
 私としては買ったものよりお母様の手作りの方がお気に入りだもの。
 お母様は自ら厨房に入ってお料理もする。私もお菓子やお料理の腕には自信がある。
 他人から見れば貧しいと言われるかもしれないけれど、私はこの生活に満足していた。
 今日お母様は私と一緒に、汚してもいいような古いドレスを着て菜園で実ったトマトを嬉しそうに収穫していた。
 まるで農家の女性のようだけれど、これでパーティに出るとちゃんとした男爵夫人になるのよね。
 私も見習わなくちゃ。
 籠いっぱいにトマトを収穫すると、お母様は籠をメイドに渡してベンチに座り、手招きして私を呼んだ。
 私もドレスに付いた土を払って隣に座る。
「ヴィオレ、この間のおば様の家のパーティはどうだった?」
「とても楽しかったわ」
「人の集まるところが嫌だったりしなかった? 緊張しなかった?」
「いいえ。キラキラして綺麗で、短い間だったけれど楽しかったわ」
「そう。側にいてあげられなかったから心配だったけれど、それなら社交界デビューは大丈夫なようね。我が家でパーティが開ければよかったのだけれど」
「でもパーティってお金がかかるのでしょう?」
「そうなのよ。必要な時以外はなるべく開きたくないわ。でもあなたがデビューしたら、お茶会にも出席させなくちゃならないし、ドレスも用意しないと」
「お母様のお下がりでいいわ」
「そうねぇ。でも、デビュタントのドレスは新しいものを作るわよ」
「一度しか着ないのに? もったいなくない?」
「デビュタントは真っ白なドレスがきまりだもの、私のお下がりというわけにはいかないわ。その代わり、後で染め直すけど」
「それじゃ、他の色に染めてもいいようなデザインにしましょう。私なんか何を着てもそう変わらないだろうし」
「まあ、何を言ってるの。真っすぐで艶やかな黒髪、深い森のような翠の瞳、ふっくらとした頬と桜色の唇。美人とは違うけれど、とても可愛いわ」
「それは親の欲目よ。私を可愛いって言ってくれる人なんて……」
 言いかけて、私の頭の中に東屋で踊った王子様の顔が浮かんだ。
 初めて家族以外で私を『可愛い』と言ってくれた人。


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