書籍詳細
ロイヤル・フィアンセ 〜国王陛下の淫らなくちづけ〜
ISBNコード | 978-4-86457-252-1 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 649円(税込) |
発売日 | 2015/09/16 |
レーベル | ロイヤルキス |
発売 | ジュリアンパブリッシング |
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内容紹介
人物紹介
リリーシェ
北の大国タナルート国の末姫16歳。
ファンタックに訪れた際、ランドルフから求婚を受ける。
ランドルフ
南の大国ファンタック国の第一王子。
リリーシェに一目で恋に堕ち、二年後の結婚を約束する。
立ち読み
「あ……ふっ」
腿を撫でていた手が、下着の合わせ目から入ってくる。
たいせつな場所を指先でなぞられ、身体のそこかしこが震えた。
「ここで身体を繋げ合うことを知っているか?」
胸に埋めていた顔を起こした彼が、秘所に触れている指にグッと力を入れる。
「あっ」
指が中に飲み込まれていくのを感じ、一瞬、身体が強ばった。
「恐いか?」
ランドルフの顔に迷いが浮かぶ。
男女の営みについては習っているし、ランドルフとひとつになりたいと願ってきたから、恐怖は感じないと思っていたのに、実際に触れられたとたん怖じ気づいてしまった。
この先は未知なる世界。恐いのはあたりまえなのだと自らに言い聞かせ、リリーシェは微笑んで彼を見つめる。
「平気よ」
「強がらなくてもいいんだぞ」
まだ迷いが消えないランドルフの顔をそっと両手で挟み取り、柔らかに目を細めた。
「強がってなどいないわ。私、あなたとひとつになりたの」
「リリィ、君はなんて素敵なんだ」
顔を綻ばせた彼がおもむろに起き上がり、ズボンの前を寛げていく。
急に羞恥を覚え、横たわったまま顔を背けて目を閉じた。
聞こえてくる衣擦れの音にさらなる羞恥を煽られ、リリーシェは逃げ出したい思いに駆られてくる。
「なっ……」
いきなり両の脚を開かれ、驚きに目を瞠る。
「うんっ」
広げた脚の中心に、熱を持ったなにかがあたり、無意識に歯を食いしばった。
「力を抜いていろ」
無理と答えるより早く、先ほど彼の指を受け入れていたとろこに、硬くて太いものが押し込まれる。まるで灼熱の楔を穿たれたかのように、そこが熱い。
「いやぁ……」
駆け抜けていった強烈な痛みに、涙が溢れ出す。
この痛みが、純潔を失った証しなのだろう。
「リリィ……」
ランドルフが身体を重ねてくる。
熱の楔がより深く埋め込まれ、息が詰まりそうになる。
「リリィ、大丈夫か?」
こちらを気遣う声が耳をかすめていった。
感じているのは、泣き叫びたいほどの激痛だ。
けれど、ランドルフとようやくひとつになれた喜びは大きく、痛みなど容易く掻き消されていく。
とめどなく溢れてくる涙は、嬉し涙に変わっていた。
「ランディ……私、嬉しい……」
両手で広い背を掻き抱き、涙に濡れた頬を擦り寄せる。
「俺もだ、リリィ、言葉にしがたいほどの喜びで胸がいっぱいだ」
熱を含んだ甘い彼の声に、またしても涙が零れた。
「ぅ……ん」
いきなり楔で奥を突き上げられ、大きく仰け反る。
何度も何度も繰り返される同じ行為に、小さな身体が激しく揺さぶられ、ドレスも結い髪も乱れていく。
「はっ……んく……」
彼が最奥を突き上げながら、露わな乳房を揉みしだいてくる。
小さな花芽を摘ままれ、ときに爪を立てられ、身悶えずにはいられない強い痺れが駆け抜けていった。
「君の中は温かくて柔らかい」
荒い吐息混じりの声が耳をくすぐってくる。
身体の中など、自分ではわからない。けれど、彼の言葉に喜びを覚える。内に感じている灼熱の楔が、愛おしくさえあった。
「はうっ」
大きく腰を引いた彼が、奥深くを目指して突き上げてくる。
熱く脈打つ楔に擦られる柔襞が、淫らに疼き出す。
どんどん身体の熱が高まっていく。病による熱とはまったく違う。燃え盛るような感覚は、目眩を起こすほどに心地いい。
「リリィ、俺のリリィ……ようやく手に入れた」
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