書籍詳細
王子様の花嫁選び? 〜ロイヤルウエディング〜
ISBNコード | 978-4-86457-281-1 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 703円(税込) |
発売日 | 2016/01/15 |
レーベル | ロイヤルキス |
発売 | ジュリアンパブリッシング |
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内容紹介
人物紹介
スティナ
あかるくていつでも前向きな『貧乏な国』ハッペル国の王女。
ヴェイセルの花嫁候補のひとり。
ヴェイセル
大国ディアマントの王子で優れた容姿をもつ。
王の命令により花嫁選びをする。
立ち読み
「あ、やぁ……、んんん……あぁぁっ」
ぐりぐりと押し潰すように指を動かされスティナは嬌声を上げた。いきなりの激しい愛撫に堪えきれず、男の手を掴む。
「ま、まって……っ」
もっとゆっくりして欲しい。身体が快感に追いつけない。
「待たないよ」
掴んだスティナの手ごと、男は動きを続ける。
「あ、……ぁ、……あっ、んんんっ」
身体が、びくびく痙攣した。気持ちいいのか痛いのか、自分でもよくわからない。
やがてその指は、花唇を押し開き、内部へと侵入を始めた。まだ蕩けきっていないそこは、硬く閉ざされていてずきりと痛む。
「い、痛い……っ」
スティナが訴えると指はそれ以上奥へ進むのをやめ、浅い場所で抽挿を始めた。掴んでいる手から、その動きが逐一伝わってくる。
しばらくすると、ぐちゅぐちゅと粘りけのある水音が響いた。
「もう、少し、かな」
男は、指の抽挿を止めず、空いているもう片方の手で花芽を弄る。ひたすら甘い快感が駆け抜けて、スティナは身体を震わせた。
「はっ、……あっあ……っ、な、なにが、もう、少し……なの?」
「君の、内側を蕩けさせるんだ」
「と、……とろけ……?」
「あの劇場で、君が僕を気持ちよくさせたいって、言ってくれたから」
「わたしを、とろけさせたら、あなたも……っん、気持ち、よくなれるってこと?」
「そうだよ。ここの中は、気持ちいいだろうね。……楽しみだよ」
男は微笑みながら、自分の唇を舐めた。その様子にぞくぞくするような色気を感じ、きゅうっと内奥が反応する。
「あっ、……ひぅ……んんっ」
「指、……増やすよ」
「ひぅ……っ、はぁ、ぅっ、……やあ……っ」
差し込まれた指は、肉壁を押し広げるように動く。
「あ、……あぁっ、あ、……あ、あっ」
奥をかき回されて、内壁を指で擦られて受ける刺激は、苦しいほど気持ちがいい。
喘ぎながら、スティナは何度もかぶりを振った。そうしていなければ、どうにかなってしまいそうだった。
「そろそろ……、いい、かな」
ふいに、上擦った男の声が聞こえた。
「な、……なに……?」
「腰を浮かせて」
言われた通りにすると、半分ずりおろされていたドロワーズを完全に脱がされた。
男はスティナの両足を掴んで足を開かせる。普段隠している場所が、高々と空に向けられ、あらぬ場所に日光があたる。
「ああ……、奥まで見えちゃいそうだ」
「や……っ、だ、だめ……、見ないでっ」
「どうして?」
「だ、だって……、そんなとこ……汚い……っ」
「汚くないよ。綺麗なピンク色だ。……それに、ひくひく動いてて、すごく……可愛い。そそられるよ」
男は、花唇に指を這わせ、蜜をたっぷり手につける。
「今日はよっぽど気持ちいいんだね。お尻のほうまで流れてる」
「いや……、言わ、ないで……っ」
スティナは恥ずかしさのあまり手で顔を覆った。隠したいところは全部太陽の光に照らされている。顔だけ隠しても意味がないことだっていうことはわかっている。
それでも、隠れたくて仕方がない。
(こんな……恥ずかしいこと、早く、終わって欲しい)
男の指が内部へと侵入してきた。今度は簡単に指を奥まで呑み込んだ。
「あ、……あぁ……っ」
「スティナ」
男は顔を近づけて、耳元で名をささやく。
「ん……っ」
耳たぶを口に含み優しく歯をたてながら、指は奥をかき回す。
「は、……はぁ……っ、あ……っ」
今なら、身体中どこを触られても感じてしまいそうだ。
「あ、……ああっ」
「スティナ。顔を隠さないで。感じてる君の顔が見たい」
濡れた音を響かせながら、耳元で掠れた甘い声がささやく。
「……っ、や、……いやっ」
この手が離れてしまったら、本当にどうにかなってしまう。顔を覆う手だけが自分を隠せる最後の砦のような気がして、スティナは頑なに首を振る。
男は仕方がないとため息をついて、スティナの顔から離れた。同時に、奥をかき回していた指も抜く。
「……っ?」
代わりに、衣擦れの音が聞こえた。なにをやっているのか気になるものの、顔を覆った手を外すのは、やっぱり恥ずかしい。
「本当は、顔を見ながらしたいな」
しばらくすると男はもう一度顔を寄せ、顔を覆っているスティナの手にキスをした。
「恥ずかしいから……、嫌」
「ん。いいよ。君が嫌がることをするつもりはない」
やけにあっさり引き下がるんだな。と思っていると、両足をめいっぱい広げられ、花唇に、生温かいなにかが触れた。
「……っ!?」
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