書籍詳細
成り代わり王妃と暴君陛下のおいしい契約結婚
ISBNコード | 978-4-86457-314-6 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 693円(税込) |
発売日 | 2016/05/16 |
レーベル | ロイヤルキス |
発売 | ジュリアンパブリッシング |
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内容紹介
人物紹介
カレン・フィル・スタインズ
明るく心やさしい侯爵令嬢。16歳。
両親が亡くなった後、王宮に侍女として仕えている。
ブラッドリー・シュバインツ・エアルドレッド
暴君と恐れられている、ベシュレル王国の国王。24歳。
失踪した王妃の代わりを探している。
立ち読み
「あ、っ……舐めちゃ、やっ……」
カレンはたまらずに仰け反るが、ますますブラッドリーの唇に押し付けるような形になってしまう。強弱をつけて吸い出そうとしたり、舌で粒を転がしたり、濡れた感触がまとわりついて、思考がぐずぐずと溶けていく。
「……やっ、あぁっ……!」
唾液で濡らされた先端は、赤々といやらしく艶めく。小さな粒のような形をしていただけのはずだったのに、舌をねっとりと這わされたそこはみるみるうちに硬くなっていき丸みを帯びていく。ブラッドリーは執拗にそこを責めた。
「や、……ぁん、あっ……そんな、腫れちゃう、いやっ……」
「ここが勃ちあがっているのは、おまえが感じているからだ」
本当か嘘かなんて経験のないカレンにはわからないけれど、たしかにそこを弄られると不思議な気持ちになる。やめてほしいのに、もっとしてほしいような欲求が羞恥心と共にわきあがってくるのだ。
はぁ、はぁ、と息を乱していると、ブラッドリーは反対側の乳首に舌を這わせ、乳輪ごと舐めて潰したり、きつく吸い上げたりする。
「ん、あぁ、っ……んっ……」
「ほら、硬くなっていく。気持ちいいならいいと言えばいい」
さっき舐めていた右側の突起を指で擦りながら、左側の突起を何度も、何度も執拗に舐めては吸い上げる。だんだんと硬くなっていくのがたしかにわかるし、さっきよりも敏感になっている気がする。しこった粒を擦られると、瞼のあたりがじわりと重たくなって、秘めたところがうずうずと疼うずきはじめるのだ。
「こうして抱かれるのも、おまえの務めだ」
先端を弾かれるたび、びくりと身体が戦慄き、下腹部の奥からじわりと熱いものが染みでた感触がした。
「はぁ、……あっ……これ以上、だめっ……」
「今に何も考えられなくなる」
ブラッドリーの手が太ももを這っていき、下穿きの上からなにかを確かめるように動く。そこはカレン自身が変化を感じていたところだ。
「そこ、触っちゃ、やっ……!」
「自覚はあるようだな?」
下穿きの真ん中をゆったりと擦られた瞬間、どくりと中が蠢いた。
「あ、あぁっ!」
まるでもう一つそこに心臓があるみたいに脈を打っている。ブラッドリーの指が上下に往復するたびにじんじんと疼いてたまらなくて、布はしっとりと濡れ、次第にくちゅくちゅと淫猥な音が響きはじめる。
「やっ……だめ、っ……汚れちゃうわ……」
「ならば、直接、触ろうか」
余計なことを言わなければよかった、と後悔しても遅かった。あっという間に下穿きの中にブラッドリーの手は入っていき、薄い繁みをかきわける。そして彼の長い指が秘めたところに這わされてしまった。
「は、ぁっ……やっ……」
ぬるぬるとぬかるんで滑るそこを広げられたかとおもいきや、先端のしこったところをくりっと指の腹で擦られた瞬間、目の前で火花が散ったみたいに明滅した。
「あ、ンっ……そこ、さわっちゃ、だめっ……」
あまりに敏感なところを触れられ、びくんと弾かれるように腰が揺れる。そそうをしてしまいそうな衝動にも似た何かが、突きあがってくるのだ。さすがにそそうするような真似は恥ずかしい。
「あ、ぁ……っ、お願いっ……だめっ……」
ひくん、ひくん、と秘めた入り口がうねっている。硬くなった花芯を弄られるにつれ、はぁ、はぁ、と喘ぐ吐息も淫らに乱れる。
ブラッドリーの唇がうなじを辿り、鎖骨から胸のふくらみへとおりていく。そして赤い実をつけた胸の先にキスをしながら、淫唇をなぞる指の動きをだんだんと大胆にする。敏感な先端ばかりを弄られて、頭の中が真っ白になりそうになった。
「や、あっ……何か、きちゃうのっ……」
弄られているところが膨張するようにふくらんで、子宮の奥から何かがふきあがってくる。衝動をおさえるように腰を揺らして抗っていたら、蜜液を絡めた指でますますねとねとと縦横無尽に動かされ、かっと額の奥が熱くなる。そして指は次に蜜口にぬぷり……と沈んできた。
「ひっぁっ!」
まさかそんなところに指が挿入されるなんて思わなかった。異物感にびっくりしてカレンは腰を必死に引こうとした。けれど、ブラッドリーの身体に押さえつけられている状態ではどうにもならない。狭いところをなじませるように指がぬちゅぬちゅと襞を広げていくと、蜜をたっぷり含んだ淫らな音が部屋中に響きわたる。
恥ずかしくて、恥ずかしくて、消えてしまいたくなった。
「指、やっ……」
ぶるりと乳房が震え、仰け反った拍子に、狭隘な蜜壁を広げるべく指がもっと先に侵入する。
さっきからざわついている甘美な快感が、より深いところから突きあがってくる気がして、どうしようもなく不安定な気分になる。
まるで濡れた花びらを丁寧にとかすように指をいやらしく動かす。その甘美な刺激によって目の前が明滅する。秘めた蜜口の奥、もっとずっとその奥が熱くてたまらない。
「はぁ、ぁん……あっ……ぁっ!」
中を擦る指に気をとられていたところで突然に花芯をきゅっと摘ままれ、どくんと奥が強く脈を打った。その刹那、真っ暗闇に落下するような怖さを覚えたあと、突然、ぶわりと熱いものが迸った。
「あああっ……!」
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