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身代わり花嫁は侯爵に溺愛される

粟生 慧 / 著
やすだしのぐ / イラスト
ISBNコード 978-4-908757-12-9
サイズ 文庫
定価 703円(税込)
発売日 2016/07/15
レーベル ロイヤルキス

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内容紹介

君を離したくない。わたしだけのものにしたいよ
病気の母を支えるため、駆け落ちして姿を消した伯爵令嬢の身代わりを引き受けたミレイユ。結婚相手はミレイユが、ひそかに心惹かれていた若き侯爵シャルルだった。偽りながら彼の妻になることに喜びを覚えるミレイユだが、シャルルは一目で彼女がミレイユであると見抜き、甘く愛しながらも問い詰めてくる。本当のことは言えず苦しむミレイユ。シャルルは追及は続けながらも彼女を妻として溺愛する。秘密を持ちながらも幸せに寄り添う二人。しかし、駆け落ちした令嬢の手がかりが掴めて——!?
★初回限定★
特別SSペーパー封入!!

人物紹介

ミレイユ

16歳。芯が強く健気で、
身のこなしやしぐさが優雅。
侯爵家のメイドとして仕えていた。

シャルル

ストレイフ侯爵家の跡継ぎ。
真面目で優しいが
一部頑固な面も。

立ち読み

「あぁ……!」
 恥ずかしさと快感に、ミレイユは腰をよじった。緩みきっただらしない蜜壺から、だらだらとよだれのように蜜液が垂れ落ちる。
 シャルルの舌先は執拗にミレイユのしこりを吸い上げては舐り捏ねた。
「はぁ……あぁあん。んくぅう……」
 快感を我慢しようとすればするほど、激烈な衝動がミレイユの背骨を襲い、彼女はえびぞりになっては甘い蜜を吹きこぼした。
「君の蜜は杏のように甘酸っぱい……」
 低い美声がミレイユをさらに高みに登らせて、何度も達した。
「あぁあ、あんっ、あはぁああ」
 熱く火照った花房がひくひくと震えて露に濡れる。舌先は女陰に伝い降り、花の咲く際をなぞった。
 ぞくぞくとした震えがミレイユを襲う。
「やっ……やぁあん」
 舌先が蜜壷へと押し入り、中まで舐り尽くす。
「やぁあ……、そこは……」
 秘めた部分を晒してシャルルにいたぶられるのが、ミレイユにはたまらなく恥ずかしかった。
「駄目ぇ……」
 涙声で訴えるけれど、とろとろに蕩けたそこにはもう力が入らない。
「やめない。わたしは君を激しく愛しているのだから」
 くちゅくちゅと音を立ててシャルルは舌先で秘所を弄んだ。そして舌だけでなく指を使って赤く充血した花芯を捏ねだした。
「あぅん……! あはぁ……」
 両方からの刺激にミレイユはたまらず大声を上げてよがった。
 感じやすいミレイユには両方の責め苦は耐え切れないほどの快感だった。意識が断続的に途絶える。強い刺激に呼び覚まされてあえぐ。
 シャルルの指は、ミレイユがどれほどに嬌声をあげようとも容赦なく責め続ける。強く捏ね回してはつねり、捻り上げる。指の腹で粘着く蜜をなすりつけ、熱く火照って火が点いたようになったミレイユの股間を苛め抜く。
 とろとろに蕩けた蜜が、何度も何度もシャルルの顔に降り注ぐ。シャルルは熱っぽく興奮した口調で囁いた。
「そろそろ君を味わいたい……」
 不意にミレイユの体がうつ伏せにされて、腰を高く持ち上げられた。ミレイユは椅子から柱に押し当てられて腰を上げられたまま固定された。
「な……に?」
 驚きを隠せないまま、何をされるのかも分からず、ミレイユは恐怖した。何か熱いものが蜜口に当てられた。恐ろしさで下腹部にきゅっと力がこもる。
「駄目だよ……。怖がっては」
 シャルルがまた指で雌しべをつねった。
「いゃあぁん!」
 腰が砕けて膝が折れそうになる。腰に当てられたシャルルの腕が、ミレイユの落ちそうになる腰を引き上げる。
「力を抜いて……」
 ぐっと蜜口に当てられた熱く固いものが、ぎりぎりと押し入ってきた。
「やぁ、あ、あ、あ……いぃやぁあ……」
 引き裂かれるような痛みがミレイユを襲う。長く太いものが無理矢理に花穴を犯して、奥まで達した。
 ミレイユは柱にしがみついて泣き声を上げた。
「いやぁ……、いた……」
「急には動かないよ……。君を良くしてあげるから」
 そう言って太いもので繋がりあったミレイユの腰を持ち上げて、シャルルはミレイユの太ももに垂れる蜜を掬い上げた。
 濡れた指ですりすりと膨れ上がり甘い疼きを放つ花芯を擦りあげる。
「あっ……ああぁ」
 花芯を愛でられると途端に引いていた痺れが蘇り、びりびりとミレイユの背筋を走り抜けていく。
「こうしてあげると君は喜ぶんだろう?」
 花芯に、シャルルが指を擦りつける。
「あっ」
 軽い痛みに体がすくむが、くにくにと肉芽を捏ね回す指の動きにミレイユはあっという間に虜になった。
 片足を持ち上げられて雄棒で花襞を指で花芯を責められる。柱に乳房の先が当たり、えも言われぬ快感にミレイユは我を失いそうになる。
「はぁあ……あぁあ」
 と、いきなり、鳴りを潜めていた太いものが深奥にずんと押し込められた。
 彼の指が花芯を擦り、言葉に出来ない悦楽が湧き上がってくる。ぬっと雄肉を花壺から抜かれるたびに、ぞくりと甘い快感が溢れてきて花房を痺れさせる。
 ゆっくりと抜き差しされながら雌芯を弄られて、ミレイユは片足に力が入らなくなってくる。快楽が全身を支配して花房からはしとどに蜜が吹き零れる。
「あっ、あ、ああぁぁ、な、なにか……来る……」
 せり上がってくる快感にミレイユは恐怖して上ずった声を出した。
「達きそうなんだな……。初めてで快感を得るなんて、君はなんて淫らなんだ」

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