書籍詳細
執事様とナイショの戯れ 〜愛おしきお嬢様〜
ISBNコード | 978-4-86457-051-0 |
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サイズ | 文庫本 |
ページ数 | 288ページ |
定価 | 649円(税込) |
発売日 | 2014/05/17 |
レーベル | ロイヤルキス |
発売 | ジュリアンパブリッシング |
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内容紹介
人物紹介
アンジェリカ
ノワイエ伯爵の次女。
16歳。純粋で素直な心根の持ち主。
フェリクス
ノワイエ家の執事。
22歳。美麗な貴公子。アンジェリカにだけは過干渉。
立ち読み
「どうしたら治るの? お腹の奥が熱くて、むずむずして変なの。わたし怖い」
「これは、男と女が愛し合うために必要なものなのです、怖れるようなことではございません。どうぞ、蜜の溢れるままに……そうやって熱を逃がして差し上げましょう」
彼は再び舌を動かし始めた。
「ふ……、ぁうっ、フェ、リ……クス……!」
背を反らせてベッドに両手をつき、喘ぎながら堪える。白くなよやかな足の間に、フェリクスの金髪が揺れている。
ぴちゃぴちゃと啜る音を淫靡に響かせて、フェリクスの舌が規則正しく会陰と淫核を行き来する。アンジェリカは我知らず、腰をひくひくと動かしてしまう。
同じ速度で、同じ強さの繰り返しなのに、アンジェリカの下腹部の熱はどんどん高まり、甘い痺れとともに衝撃の波となって体を突き抜けた。
「あぁ……ッ!」
頭の中に星が弾け、びくん、びく、びく、と体が痙攣した。
力尽きて、腕で体を支えることができなくなり、ベッドに崩れてしまった。
「お嬢様、寝間着が濡れてしまいます」
フェリクスがアンジェリカの体を抱き上げてベッドに寝かせ、レースをあしらった寝間着をまくり上げた。
「お脱がせしますよ。私のベッドはいくら濡れてもかまいませんから」
浮遊感の中で、囁くフェリクスの声だけが甘く響く。アンジェリカは従順に、こくりと頷いた。フェリクスがそっとリボンを解いて夜着を開き、アンジェリカの背に手を入れて拾い上げるようにレースの寝間着を脱がせた。
裸身が冷気に包まれ、肩を震わせると、フェリクスの腕がふわりと抱きしめた。
体を温めるように覆い被さり、彼もシャツを脱ぎ捨てる。
「こんなことが、許されるはずもないことはわかっています。ですが……今だけ、あなたを抱きしめたい」
——許されない……なぜ?
くらくらする頭で、その疑問だけが残っていた。
フェリクスはアンジェリカに口づけた。一度達すると、体の全てが敏感になってしまい、唇に触れられただけでも甘い疼きが体中を走る。
口づけながら、彼の指がアンジェリカの乳頭をゆるやかにもみ始めた。ぞくぞくとした快感が胸を中心に広がる。
「う……んん、……んぅ」
そしてもう一方の手が、彼女の足の間へと滑り込んできた。
「んっ……!」
フェリクスの指が濡れ襞を押し開く。
彼の指先だけが溢れた蜜をまとうようにゆるゆると動いた。くちゅり、くちゅりと濡れた音がした。熱く溶けて疼いている蜜口に、彼は長い指を押し込んだ。
突然やってきた異物感に、アンジェリカの体が硬直した。
「この奥をなだめて差し上げないことには、泉が溢れて止まらないのです」
彼の指はすっとアンジェリカの蜜洞に潜り込んできた。ひりひりと鈍く痛んだ。
怖いのに、肉襞が彼の指を呑み込んでいく。
「はぁっ、……ぁあう」
「私の指が、お嬢様の純潔を感じているのがわかりますか? 初々しくいたいけなこの隘路は、たった一本の指を呑み込むのも苦しそうでございます」
その指が、根本まで深く埋められる。
「うう……っ、ああん」
楔を打ち込まれてあがくように、アンジェリカは身をよじった。
フェリクスは指を少し引いて彼女の苦痛を和らげた。
ふう、と彼女は息を継いだ。
ぐちゅり、と濡れた音がする。
フェリクスの指は中ほどまで引き抜かれたかと思うと、再び深く入ってきた。
「ああ……っ、んん」
熱いものが溢れてくる。フェリクスは中指を挿れたまま、親指でアンジェリカの小さな淫核を撫でた。
「はぁあっ」
彼女の背中は一時もふとんにつかないぐらい、忙しく跳ねた。頭の奥に火花が散り、体を縦横に熱い快感が走り抜けた。膣洞がひくひくと収縮してフェリクスの指に巻きついた。
「お嬢様のここが、私の指を舐めるかのように絡みついていらっしゃる。美味しいですか? また涎を垂らして……、食いしん坊でいらっしゃいますね」
フェリクスの潤んだ声が意地悪く響く。
「ひぃん……ああん」
指の抜き差しと花芽の愛撫を丹念に繰り返され、それに合わせてアンジェリカの下腹がぎゅっと縮み、そして反り返る。悲鳴と、荒い息がフェリクスの寝室の空気を甘くする。
「お嬢様、お可愛らしいお嬢様」
「あ、あ、……ああん、フェ、リ、……クス!」
狂おしさにたまらず、彼女はフェリクスの体にしがみついた。彼の愛撫は止むことはなく、アンジェリカの蜜壺はぐちゅぐちゅとぬかるんだ音を立て続けている。
「あぁぁ……っ」
つま先まで伸ばしきって絶頂に上り、それからぐったりと脱力した。
「満足でございますか? お嬢様?」
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