書籍詳細
専属秘書はカリスマ副社長の溺愛から逃げられない
ISBNコード | 978-4-86669-006-3 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 671円(税込) |
発売日 | 2017/07/05 |
レーベル | チュールキス |
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内容紹介
人物紹介
逢坂撫子(おうさか なでしこ)
転職して三か月、副社長秘書に異動になった。27歳。
身長151cmで見た目は可愛らしい感じだが、
実は柔道・合気道ともに黒帯の持ち主。
神田彬人(かんだ あきと)
副社長で、取締役の一人。32歳。
社内でも社長と二分するくらいの人気があり、
いつもにこやかで柔らかい印象。
立ち読み
「ふぁっ……んんっ……」
彼の指が自分の中に入っていると考えただけで、お腹の奥が切なく疼く。
神田はフッと笑みをこぼし、撫子の耳もとで囁いた。
「撫子ちゃんのここ、狭いって言うより締めつけが強いね。身体鍛えてそうだし」
「え……?」
思ってもみないことを言われ、撫子は目を瞬く。
(締めつけが強い?)
「このままじゃ、入れる方もかなりキツそうだ。意識して緩めてもらわないと」
戸惑っていたら、彼が中で指を動かし、膣壁をぐるりとなぞり上げた。強い快感がぞわりと湧き、撫子は大きく身をよじる。
「ああっ……!」
神田は、なぜか少し困った表情になり、ため息を吐いた。
「中もちゃんと感じるみたいだ。これは、僕の方が大変かも」
撫子は乱れた呼吸を整えながら、神田の顔を見上げる。
「大変って、何がですか……?」
少しだけ不安に思って尋ねたら、彼は意味ありげに笑い、からかうような口調で答えた。
「撫子ちゃんが感じるたびに、この調子で締めつけられたら、僕なんかあっという間にイッちゃうよ」
その答えに、撫子は目を丸くする。
神田は実に愉しそうな顔で、まずはしっかり慣らさなくちゃね、などと言いながら中に入れた指を動かした。
(そんな奥まで……)
彼の長い指が、撫子の反応を細かく見ながら弱いところを探っていく。いい場所を見つけると、そこを彼の気が済むまで責められた。
切なく疼くようだった快感が、ジワジワと膨れ上がり、そのうち堪えきれないほど大きくなってくる。
「んっ……もういいっ、です! もう、慣れたからっ」
撫子が半泣きになりながら白旗を上げると、彼は苦笑して、ようやく手を引いた。
そうして、再び正面から向かい合う。
撫子は足を開き、彼の前に全てをさらけ出した状態で、顔を横に背ける。恥ずかしくて、とてもじゃないが直視出来なかった。
神田は、先ほどと同じように自分の屹立をゆるゆると擦りつけながら、愛液を絡める。
彼は先ほどと違い、いい具合に緩んでいる撫子の身体を満足げに見つめた。そして躊躇いなく、膣口に先端を押し当ててくる。
「挿れるよ、撫子ちゃん」
「はっ、い……っ、んんぅ……!」
熱い塊が身体の中に入り込んできた。重量感と中からの圧迫感が強くて、撫子は息を呑む。
——やはり、指とは比べものにならない。
「息吐いて、撫子ちゃん」
「んん……っ、あっ!」
浅いところを出し入れしながら、彼は徐々に奥へと進んできた。苦しいのに、中はきゅうきゅうと締めつけて、彼の存在が内側でハッキリと感じ取れる。
痛くないかと聞かれるたび、撫子は首を横に振った。痛みはないが、熱くて苦しく、身体の中が焼けてしまいそうだ。
深いところまで入り込み、神田は一旦動きを止めた。撫子の様子を窺い、苦痛がないことをまた確認して、安堵の息を吐く。
「やっぱりキツいね。充分濡れてても、これだもんな」
撫子は浅く速い呼吸を繰り返しながら、彼の顔を見上げた。
「彬人さんの、も……大きい」
「撫子ちゃん。頼むから、これ以上僕を追い込まないでくれる?」
神田はそう言って苦笑し、ゆっくり抜き差しを始めた。
彼は、むやみに奥を突いてきたりはしない。でも腰を大きくスライドされ、膣壁が擦られるたびに甘い刺激が湧き、快感は膨らんでいく。
「ああっ、ん、んぅっ……あっ」
中がさらに潤みはじめたせいか、深くまで入り込んだ彼の切っ先が、奥の方を抉った。
「やぁぁっん!」
「撫子ちゃ、ん……っ!」
彼のをより一層強く締めつけてしまい、神田が顔をしかめる。
「ここ? 奥がいいの?」
彼は、確かめるように腰を押しつけて、深いところを何度も突いてきた。そうされることで、腰全体が震えるような快感に襲われる。
「んっ、やぁっ……それ、やぁぁっ……!」
「こら、締めつけちゃダメだって」
神田は膝を掴んでいた手を離すと、撫子の腰に腕を回して、身体を抱きしめてきた。密着した状態で深いところを突きながら、唇を重ねてくる。
留まることなく膨らみ続ける快感に、撫子の意識は、ぼんやりと霞んでいった。
「あっ、ん……やぁ、んっ、ああ……っ」
責められるまま甘い声を漏らす撫子を見て、神田が笑う。
「撫子ちゃん。そんな、やらしい顔して……可愛いね」
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