書籍詳細
元帥閣下の溺愛マリアージュ 〜薔薇は異国で愛を知る〜
ISBNコード | 978-4-86669-009-4 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 703円(税込) |
発売日 | 2017/07/14 |
レーベル | ロイヤルキス |
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内容紹介
人物紹介
マリアンナ・プリマヴェーラ
エスペラント王国の公爵令嬢。16歳。深窓の令嬢のようにみられるが、実際は活発で好奇心旺盛な性格。
ナヴェル・ロウ・アストリア
アストリア帝国の皇弟であり、帝国軍最高位の元帥。26歳。
誰に対しても丁寧な言葉遣いで話す。
立ち読み
「やっ、あ……っ!」
かっと顔を真っ赤にしたマリアンナは片手を伸ばし、ナヴェルの手の甲を掴んだ。
マリアンナの胸元に伏せていた彼の顔が、ふと上がる。
目が合ったとたん、アイスブルーの瞳が笑みの形に細められ——次の瞬間。
「——っ、やぁ!? ああっ……!!」
ナヴェルの唇が、銜え込んでいた乳房の先端をじゅっと吸い上げた。
と同時に、ショーツに侵入していた手は薄い茂みを掻き分けて、まだぴたりと閉じたままだった蕾の中へと指先を潜り込ませる。
それを止めようとしたマリアンナは、勢い余ってナヴェルの手の甲に爪を立ててしまったが、彼が怯む様子はない。
「ふぁあっ……あっ、あっ……!」
その間にも、乳房はちゅうちゅうと吸い立てられ、ついに綻んだ秘所は指の腹でもって執拗に掻き混ぜられる。
くちゅり、くちゅり。
マリアンナの足の間から水音が響き始めると、自然とナヴェルの指の滑りも良くなっていく。
さらにその指先は、花弁の中から敏感な核を探り出し、人差し指と中指の先に挟むようにして擦り上げた。
「あっ!? あっ、あっ……!」
あられもない声がマリアンナの口から零れ出す。
それに気を良くしたのか、ナヴェルの愛撫もより熱心になっていった。
「ふぁっ! あ、んっ、あっ、あっ……」
双の乳房は順々にたっぷりと吸われ、先端は赤味を増して尖っていく。
いつの間にかショーツも剥ぎ取られ、もはや守るものもない両足の間は、マリアンナの中から溢れ出した蜜で、すっかりと蕩けてしまった。
「はうっ……あっ、あっ、ナヴェルさまっ、ナヴェルさまぁっ……!」
御し難い情動に、無垢だったマリアンナは翻弄され、為す術もなく助けを請う相手はそれを与える張本人。
何度も何度も名を呼べば、ようやくマリアンナの乳房を解放したその唇が、キスをしに彼女の目の前まで戻ってきた。
「ナヴェルさま、ナヴェルさまっ! わたしっ、なんだか、身体がっ……」
「大丈夫……怖いことは何もないですよ。そのまま、私に全てを委ねて——」
甘い囁きとともに唇を啄みながら、マリアンナの秘所を探る指はぷくりと腫れ上がっていた小さな粒を捏ね回した。ビリビリとした感覚がマリアンナの身体を駆け巡り、あまりの衝撃に彼女の背中がベッドの上で反り返る。
「——あっ!? ——あぁああっ!!」
「ああ……いい子です」
生まれて初めて味わう強い快感に、マリアンナの身体はぷるぷると震えて絶頂し、それを見届けたナヴェルの口から満足げなため息が漏れた。
同時に、彼の指は快楽を弾けさせた核から花弁の中心へと滑り降りる。
すでにたっぷりの蜜を溢れさせたその中に、ナヴェルはまずは一本、指を差し入れた。
「——っ、ひっ! あっ……!?」
いまだ初めての絶頂の余韻で収縮を繰り返すマリアンナの中が、入り込んできたナヴェルの指を食むような動きをした。
マリアンナの目の前にあった彼の喉が、ゴクリと音を立てて上下する。
それを合図に、ナヴェルの指がマリアンナの中で動き始めた。
「あっ! やぁっ、あっ、あっ……」
「はぁ……マリアンナ、可愛らしい声ですね」
「——んっ! んんっ、んーっ!!」
「ああ、いえ、茶化したのではありませんよ。本当に可愛らしい……抑えず、声を聞かせてください」
自然と漏れる自身の喘ぎ声が恥ずかしくて、マリアンナは両手で口を覆ったが、それはすぐさまナヴェルによって引き剥がされてしまった。
唇を噛み締めて声を堪えようとしても、唇を傷付けてしまうと舌で舐めて宥められ、そのまま再び口内に攻め込まれる。
「ん、んくっ……んふっ! んー! んんーっ!」
その隙に、マリアンナの秘所を突く指が二本に増やされた。
痛みはないが、異物感は凄まじい。
それ以上奥に入り込まれるのを拒むように、剥き出しの両の太腿がナヴェルの腕をぎゅっと挟んだ。
しかし、残念ながらそれは、マリアンナの内腿の柔らかさをナヴェルに堪能させただけで、少しの抑止にもならなかった。
じゅぷじゅぷと音を立てて、二本の指が出し入れされる。
未通の内部を大胆不敵にも暴れ回り、マリアンナの身体を開拓していく。
ナヴェルの舌はそんな自身の指の動きを真似るように、マリアンナの狭い口内を蹂躙した。
「——んっ、んー……っ!!」
二度目の絶頂に辿り着くのは、あっという間だった。
二本の指をぐっと根元までマリアンナの花芯に頬張らせたナヴェルが、親指の腹でもって唐突に、赤く充血した粒を擦り上げた。
ビリビリとした強い痺れが、マリアンナの背筋を駆け上がって脳天へと突き抜け、目の前が一瞬真っ白になる。
全身が強張り、花芯は呑み込んだ二本の指を食い千切らんばかりにぎゅうぎゅうと締めつけた。
「……っ、はぁ! はあ、んっ……」
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