書籍詳細
オオカミ将軍はぽちゃ姫様がお好き
ISBNコード | 978-4-86669-064-3 |
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サイズ | 文庫 |
定価 | 754円(税込) |
発売日 | 2018/02/16 |
レーベル | ロイヤルキス |
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内容紹介
人物紹介
クレア
レオドラ王国の王女。ぽっちゃりすぎて、お見合い15連敗中の20歳。
ルドルフ
クレアの天敵である毒舌軍人。聖獣の血を引くためオオカミに変身できる。
立ち読み
「やっ……! や、やめて……」
「まだ終わってないのに、勝手に終わらせようとするからです」
くい、とルドルフの手がクレアの片足を開くと、また秘所を弄り始めた。
「い、いやぁ……!」
まだ敏感なそこはクレアの意思とは関係なしに、くちゅくちゅと音を立ててルドルフの指を歓迎している。
「ひゃ……ぁあ! それ、な、なに……いやぁ……っ!」
中に入ってきた異物に、クレアは腰を飛び上がらせた。
「言ったでしょう? まだ終わってないと。もう少し慣らさないと……」
狭い中を、何かが抜き挿しされている。
それがルドルフの指だということに気付くのに、そう時間はかからなかった。
「まだ、きつい……。よく馴染ませないと……」
「い、いや……あ、ぁあ……」
「気絶するほど痛いのは、嫌でしょう?」
「ぅう……っん、ん」
秘玉を同時に刺激されながら、指が出入りを繰り返す。思わず息を止めてしまうような苦しさがなくなり、いやらしい音が大きくなっていく。
そこがルドルフの指を呑み込むようになると、彼はもう一本増やしていく。
それさえもすぐに慣れて、あっさりとクレアの隘路は彼の指を愛蜜とともに受け入れた。
「クレアの中は素直だ。気持ちが好いと私の指に媚肉が絡みついてくる」
「い、言わないで……っ! ぁ、ああ……っん」
指が奥を突いてくる。媚壁がルドルフの指に絡みついていく。指が根本まで入るたびに秘玉まで突かれ、クレアの中が気持ち好いとばかりに奥に誘うようにうねるのが分かった。
「ほら、下の口が締めてくる」
ひくひくと動いてルドルフの指を締め上げているのが自分でも分かる。その感覚さえも気持ち好く思えて、クレアは甘く高く声を上げる。
「あ、あ、あっ、ぃやあ……っ、あ、ああ、ふっ、うん……っ」
ルドルフの指の動きが速く激しくなってくる。
ぷちゅくちゅ、と粘ついた音が大きく鳴り、指は柔軟になってきたクレアの隘路を自由に動き回った。
前後に挿し入れしたと思ったら媚壁を擦ったり、かと思えばくるん、と回したり。それで限界まで膨らんだ秘玉まで擦られたら、耐え切れようはずももない。
「ふわぁ……っ! あ、あぁあん、や、やだぁ……っ! また、おかしくなっちゃ……っ!」
クレアの身体がびくんびくん、と跳ねる。
快感が腹の奥からせり上がってくる。その痺れのような感覚は今まで味わったことのない極上の菓子のように甘い。
クレアは身体全体で味わい、溶けていく快楽に身を沈めた。
また大きく胸を上下させるほどに息をして、知らず流れた涙を拭う。
「—あっ?」
ルドルフが自分の足を広げ、覆い被さってきた。
クレアはその様子を、ぼんやりとした頭で見ていた。
「いい顔してる……快感に浸っている淫蕩な顔をした貴女が、私を見る日が来るなんて……」
ルドルフが、うっとりとした口調でそうクレアに囁く。
自分はいやらしい顔をしているのだろうか? まともに思考が働かない。
涙でぼやけている瞳で、近付いてくるルドルフを見る—途端、秘口に熱いものを感じて目を見開いた。
「あ、ああ……な、なに……?」
思わずルドルフの肩を押し上げるが、逆に彼の背中に腕を回されてしまう。
その時には灼熱の何かが秘所を撫で、押し込むように秘口に入ってこようとしていた。
「あ……、ル、ルドルフ……、これ……」
それがルドルフの身体の一部だと気付き、得体の知れない怖さにクレアはルドルフにしがみつく。
「大丈夫ですから……痛かったら、私をぎゅっと抱き締めなさい」
「う……ん……」
頭が追いつかない状況で、クレアは素直に従う。
さんざんルドルフに弄られたそこは、ルドルフの熱い先端を受け入れる。
だけど、指とは比べものにならないそれを受け入れるのはとても苦しくて、知らず身体を強ばらせた。
「怖い、怖い……ルドルフ……」
自分の中に、熱くて硬いものが入っていく。
なのにどうしてか胸が切なくなって、そして—怖い。
今までの自分じゃなくなっていくようでクレアはぎゅう、と腕に力を込めた。
「クレア……怖くありませんよ……私に任せて……」
そう言ってルドルフが、クレアの頭を撫でてくれる。
どうしてこんな時に、こうも優しくしてくれるの?
いつも、自分を本気で怒らせるまで嫌味を言いまくるのに。
(……本当に私のこと……想ってくれている……?)
安堵に力が抜けた瞬間グッと押し入れられてしまい、四肢が痺れるような感覚が起きた。
「—ふわぁっ……!」
その慣れない感覚に、クレアの背中が反り返る。
「クレア……っ」
ルドルフがそんなクレアを押さえ、一気に奥まで押し入れてきた。
ルドルフのものが、自分の中で熱く強く脈を打つ。
その奇妙な感覚にクレアは戸惑いながらも、身体がそれを受け入れていることにも驚く。
「痛みますか……?」
ルドルフがおそるおそるというように尋ねてきたので、クレアは無言で首を横に振る。
その応えに、ルドルフは微笑みをクレアに向ける。彼の笑顔にクレアは、どうしてか胸が震え泣きたくなった。
どうしてこんなおデブな自分をそんな愛しげに見るのか、どうしてそんな蕩けそうに微笑んでくれるのか。
お肉が好きなだけじゃないの?
(本当に愛してくれているの? 私を……)
「ルドルフ……」
「……動きますよ」
言うや否や、ルドルフはクレアを揺さぶり始めた。
「ぁあっ……あ、あ、あぁ……ま、やっ、待って……ぁあ……っ!」
ルドルフが最奥を突いてくる。深く奥へと目指して律動が止まらない。クレアの身体の中の甘く疼くような感覚がどんどん強くなってきて、懸命にルドルフにしがみついた。
「クレアの中は柔らかくてみっちりしていますよ……。包み込んで私のものを逃がさない……引き抜くのに苦労する……貪欲ですね」
「ち、違う……そ、そんなこと……し、知らない……、あ、ああっ、あん、あぁ……!」
自らの意思でできることじゃないのに、そんなことを言われても—ルドルフにそう言いたかったが、止まらないルドルフの律動に言葉が続けられない。
悦んでいるような自分の甘い声にも驚きながら、中を擦り上げるルドルフの熱いものの感触に浸る。
「あ、あ、熱い……っ、熱いの……っ、ルドルフ、の……」
「何度も繰り返していけば、中でも感じるようになりますから……」
「—あっ!」
ルドルフはそう答えると、息を凝らし激しく穿(うが)ってきた。
「たまらない……どうして貴女は中でまで私を虜(とりこ)にするのか……」
「あっ、ぁああ……、やっ、ん……激し、い……っ!」
うっとりとしたルドルフの声音が落ちてくるが、クレアはその激しい刺激に懸命に耐えていた。
なのに、どんどん気持ち好くなっていくなんて—
「あ、あああん……っ! ル、ルドルフ……!」
中で暴れていた彼の灼熱が、さらに嵩(かさ)を増して媚壁を擦り上げてくる。
豊かなクレアの乳房が、ルドルフの激しい突き上げにふるふると揺れる。
煽情的な光景に視界まであてられたらしいルドルフは、クレアの両腿(りょうもも)を持ち上げてより深く自分のものを突き上げた。
「ぅう……っん! あっ、あ、あぁっ、あん、ああ……っ!」
きつい体勢なのに、激しく奥を突かれているのに、ルドルフから受ける快感がたまらない。
嬌声を上げて、迫り来る愉悦に没頭する。
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